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もっこり半兵衛 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
もっこり半兵衛
著者: 徳弘正也
連載: グランドジャンプPREMIUM/めちゃコミック
評価: 7.8/10
あらすじ
享保年間の江戸を舞台に、元剣術指南役でありながら脱藩し、今は月一両で町人地を夜回りする浪人・月並半兵衛の活躍を描く。かつては“人斬り半兵衛”と恐れられた剣豪だが、今は木刀を差し、町人や夜鷹たちと関わりながら人情味あふれる騒動に巻き込まれていく。剣の腕前と人間臭さ、そして下ネタを交えた独特のユーモアで描かれる人情時代劇。
良い所
- 江戸の町並みや風俗の描写が細かく、時代劇としての臨場感があった。
- 半兵衛の人間臭さとユーモラスな一面が魅力的で親しみやすい。
- シリアスな剣豪の過去とコメディ要素のバランスが絶妙だった。
- 脇役の夜鷹や町人たちが個性的で、物語に厚みを与えていた。
- 徳弘正也らしい下ネタと人情話が融合していて独特の味わいがあった。
悪い所
- 下ネタが多く、好みが分かれる作風だと感じた。
- ストーリーの進行が緩やかで、テンポを求める読者には物足りない。
- ギャグが繰り返し気味で、冗長に感じる場面があった。
- キャラクターの掘り下げが浅く、感情移入しにくい部分もあった。
- シリアスな場面とコメディの切り替えが唐突で違和感を覚えることがあった。




