レビュー著者: 漫画よしあし
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アシガール の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 主人公の唯が、好きな人のために戦場を全力疾走する姿があまりに健気で格好良くて、読みながら何度も涙が溢れました!彼女の真っ直ぐな想いが、戦国の厳しい空気さえも変えていく過程が本当に尊いです。
- 若君がとにかく非の打ち所がないほど完璧なイケメンで、それでいて唯を深く信頼している様子に、毎話悶絶しっぱなしでした。二人の身分と時代を超えた強い絆に、心の底から「幸せになって!」と叫びたくなります。
- 森本先生ならではの、テンポの良すぎるギャグと絶妙なボケが最高に笑えます。シリアスな戦国時代が舞台なのに、唯の現代っ子らしい反応や弟の天才ぶりが面白すぎて、一冊読み終えるのがあっという間でした。
- タイムスリップものにありがちな小難しさがなく、「若君を守る!」という一点に絞った爽快な物語に一気に引き込まれました。設定はぶっ飛んでいますが、読後の幸福感がこれほど高い作品は他にありません。
- 脇を固める家族や家臣たちの温かさや絆にも、深く心打たれました。特に弟の尊が唯のために必死で道具を作る姿や、戦国の人々が唯に感化されていく様子に、人の想いの力強さを感じて温かい気持ちになれました。
悪い所
- 初期の独特な絵柄には少し好みが分かれるかもしれません。自分も最初は馴染めるか不安でしたが、数ページ読めば唯の表情の豊かさに完全に魅了されてしまいました。食わず嫌いするのは絶対にもったいないです。
- 物語の構成が、良くも悪くも「ご都合主義」に支えられている部分は否めません。ピンチの切り抜け方などが少し上手くいきすぎているように感じることもあるので、リアルな戦記モノを期待すると肩透かしを食らうかも。
- 全16巻で綺麗にまとまってはいますが、最終回付近の展開が少し駆け足に感じられて、もっと二人のその後の甘い生活をじっくり見たかったな、という寂しい気持ちが残りました。もっと続いてほしかった!
- 現代と戦国を頻繁に行き来する展開において、タイムパラドックスなどの細かい矛盾が気になってしまうと、物語に集中しきれない場面があるかもしれません。そこは勢いで楽しむ作品だと割り切る必要があります。
- 若君が完璧すぎて、ライバルとなる男性キャラの影が薄くなってしまったのが少し勿体ない気がしました。もう少しドロドロした三角関係なども見てみたかったですが、この作品の純粋さには合わないのかもしれません。





