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ホタルの嫁入り の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ホタルの嫁入り

ホタルの嫁入り

著者: 橘オレコ

連載: マンガワン/裏サンデー

ジャンル: 歴史恋愛サスペンス

評価: 8.8/10

あらすじ

明治時代、余命わずかな名家の令嬢・桐ヶ谷紗都子は、襲撃事件をきっかけに冷酷無比な殺し屋・後藤進平へ結婚を持ちかける。生き延びるための契約婚から始まった関係は、次第に歪で危うい愛へと変化していく。

良い所

  • 明治時代の空気感が濃厚で、衣装や街並みの描写から世界観に一気に引き込まれた。
  • 進平の常軌を逸した愛情表現が強烈で、怖さと切なさが同時に押し寄せてきた。
  • 紗都子が守られるだけの存在ではなく、覚悟を持って選択する姿に心を打たれた。
  • 恋愛とサスペンスの緊張感が常に保たれていて、1話ごとの引きが非常に強い。
  • 台詞回しが印象的で、感情が爆発する場面の演出が抜群に上手いと感じた。

悪い所

  • 進平の愛情があまりにも重く、読んでいて精神的に疲れる場面があった。
  • 救いのない展開が続く章では、読後感がかなり重く感じられた。
  • 物語の進行がじっくりな分、テンポの遅さを感じる回もあった。
  • サスペンス要素が強いため、純粋な恋愛漫画を求めると好みが分かれる。
  • 登場人物の背景がまだ十分に描かれていないと感じるキャラがいる。

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