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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT の感想と評価(良いところ、悪いところ)

7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT

7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT

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著者: ハロルド作石

連載: 週刊ヤングマガジン

ジャンル: 芸術ヒューマンドラマ劇画歴史

評価: 8.2/10

あらすじ

十六世紀、演劇熱に沸くエリザベス女王治世下のロンドン。理不尽な身分格差に抗い「富と名声、真の自由」を掴もうと上京した青年ランス・カーターは、驚異的な劇作の才を持ちながらも一人では厳しい演劇界を生き抜けずにいた。商才に長けた幼馴染ワース、秘密裏に活動するカトリック司祭ミル、神がかった詩の才を持つ少女リーら異能の仲間たちが集い、彼らは架空の天才劇作家「ウィリアム・シェイクスピア」というペルソナを作り上げ、ペンの力で社会に抗う革命を始める。宿敵マーロウとの劇場戦争、カトリック弾圧の恐怖、エリザベス女王をめぐる衝撃の真実に直面しながら、チームは『ヴェニスの商人』『マクベス』を成功させ、ついに不朽の悲劇『ロミオとジュリエット』を誕生させる、格差社会に挑む青春群像劇!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • シェイクスピア別人説という大胆な仮説をじっくり楽しみたい人
  • 異能を持つ仲間たちが集う群像劇にワクワクしながら読みたい人
  • 史実と創作が絡み合う歴史ドラマをじっくり読み込みたい人

向いていない人

  • 長期休載が続く連載に安心して付き合えないという人
  • 似た容姿の登場人物を見分けるのが苦手だという人
  • 結末まできっちり完結した作品を求めているという人

良い感想・レビュー

  • シェイクスピア別人説・集団執筆説を、これほど緻密で魅力的なドラマに仕上げている漫画は他にないと思う。スポ根漫画のような熱さがある珍しい作品だ。
  • 一見風変わりな仲間たちがそれぞれの異能を発揮して大きな目標に立ち向かっていく、まるで歴史版アベンジャーズのような展開に胸が熱くなってしまう。
  • これまでの積み重ねがすべて名作のセリフへと昇華されていくロミオとジュリエット誕生の場面には、読んでいて思わず鳥肌が立ってしまうほどだった、と今でも思う。
  • 史実とフィクションの境界がわからなくなるほど、時代考証と創作の融合の見事さに、いつも読むたびすっかり心を強く引き込まれてしまう緻密な作品だ。
  • エンタメこそ人間に必要なのだと熱く語りかけてくる場面には、表現活動そのものの価値をあらためて教わったような、そんな不思議な気持ちにさせられる。

悪い感想・レビュー

  • せっかく物語が盛り上がってきたところで十三巻から長期休載に入ってしまい、このまま未完で終わるのではと年々不安がどんどん募ってしまう重い一冊だ。
  • 歴史的背景を説明するセリフがやや長く、テンポの遅さを感じてしまう場面がいくつかあり、芝居作りの過程をもっとサクサク読みたいといつも思うことがある。
  • 似たような衣装や髪型の登場人物が次々と出てくるため、誰が誰だか分からなくなってしまい、何度も前のページに戻って確認することが正直かなり結構ある。
  • 中盤から登場人物がどんどん増えていき、人物相関が複雑に絡み合うため、一気読みしないと関係を見失ってしまいがちな、なんとも重たい一冊だと強く感じる。
  • 物語が佳境に入った十三巻で連載が止まったまま完結扱いにもならず、続きをただじっと待ち続ける宙ぶらりんな状態がいつまでもずっと続いている作品だ。

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