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幸色のワンルーム の感想と評価(良いところ、悪いところ)
幸色のワンルーム
著者: はくり
連載: GANMA!
評価: 8.8/10
あらすじ
虐待され孤独に生きてきた女子高生は、ある日自分を救ってくれた青年と共に暮らすことになる。青年は彼女を守るために誘拐という手段を選び、二人は小さなワンルームで静かに、しかし緊張感のある日々を送る。外の世界から逃げ続ける中で、互いの心は少しずつ近づき、愛と依存が入り混じる関係へと変化していく。
良い所
- 二人の関係が少しずつ変化していく過程が丁寧で引き込まれる。
- 青年の行動に隠された優しさと狂気が魅力的に描かれている。
- 閉ざされた空間での心理描写が緊張感を生む。
- 絵柄が柔らかく、重いテーマとの対比が印象的。
- 虐待や孤独といったテーマを真摯に扱っていて心に残る。
悪い所
- 誘拐という設定に抵抗感を覚える読者もいる。
- 物語の進行がゆっくりで、展開を求める人には物足りない。
- 登場人物が少なく、世界観の広がりに欠ける。
- 同じようなやり取りが続く巻ではマンネリ感が出る。
- 倫理的に受け入れがたい行動が多く、共感しづらい場面がある。



