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雨夜の月 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
雨夜の月
著者: くずしろ
連載: コミックDAYS
評価: 9/10
あらすじ
高校入学直前、ピアノレッスンに向かう途中で出会った少女・及川奏音は耳が不自由だった。偶然の再会をきっかけに、クラスメイトとなった金田一咲希は、周囲と距離を置く奏音と少しずつ心を通わせていく。障害や偏見、そして互いの秘密と向き合いながら、二人は友情と絆を深めていく。
良い所
- 聴覚障害というテーマを丁寧に描き、感動だけに頼らないリアルさがある。
 - 主人公二人の関係性の変化が自然で、感情移入しやすい。
 - 作画が繊細で、表情や仕草から感情が伝わってくる。
 - 障害や偏見をテーマにしながらも重くなりすぎず、読みやすい。
 - 日常の中での小さな出来事が心に響く構成が秀逸。
 
悪い所
- 展開がゆっくりで、物語の進行を遅く感じることがある。
 - 説明が少なく、背景や設定を理解するのに時間がかかる。
 - 登場人物の内面描写が多く、動きのある展開を求める人には物足りない。
 - シリアスな場面が続き、軽い息抜きが少ない。
 - テーマが重く、気軽に読むには向かないと感じる人もいる。
 




