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爛漫ドレスコードレス の感想と評価(良いところ、悪いところ)

爛漫ドレスコードレス

爛漫ドレスコードレス

著者: 吉村旋

連載: コミックビーム

ジャンル: 音楽ヒューマンドラマ青春

評価: 8.5/10

あらすじ

『爛漫ドレスコードレス』は、地方都市を舞台に、音楽と服装、自己表現に悩む若者たちの衝動と葛藤を描いた青春漫画である。型にはまることを拒む少女と、不器用に世界と向き合う仲間たちが、ライブや日常の衝突を通して自分の居場所と生き方を探していく。感情の爆発と静かな余韻を併せ持つ、等身大の成長譚。

良い所

  • 感情の描き方が非常に生々しく、登場人物の衝動や不安が痛いほど伝わってきた。
  • 音楽シーンの熱量が高く、ライブの空気感が紙面から立ち上がってくるようだった。
  • おしゃれさだけでなく、若者の不器用さや脆さを真正面から描いている点が良い。
  • セリフ回しが自然で、会話の端々にリアルな感情が滲んでいるのが印象的だった。
  • 青春漫画として非常に完成度が高く、読み終えた後に余韻が長く残った。

悪い所

  • 物語の起伏が控えめで、派手な展開を期待すると物足りなさを感じる。
  • 登場人物の感情表現が内向的で、好みによっては分かりづらい部分がある。
  • 音楽や空気感重視の作風のため、ストーリー性はやや弱く感じた。
  • キャラクター同士の関係性が曖昧なまま進む場面があり、整理しづらかった。
  • 全体的に静かなトーンなので、一気読みすると印象が薄れる可能性がある。

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