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鹿楓堂よついろ日和 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

鹿楓堂よついろ日和

鹿楓堂よついろ日和

著者: 清水ユウ

連載: 月刊コミック@バンチ/月刊コミックバンチ

ジャンル: ヒューマンドラマ日常グルメ

評価: 8.8/10

あらすじ

和風喫茶「鹿楓堂」を舞台に、料理担当・スイ、甘味担当・ときたか、芸術肌のぐれ、接客担当のつばきが、訪れる客の心と胃袋を丁寧に満たしていく物語。悩みを抱えた人々が料理と会話を通して少しずつ前を向いていく姿を、四季折々の和の空気感とともに描く癒やし系グルメ漫画。

良い所

  • 一話ごとに登場する料理が本当に美味しそうで、読んでいるだけで心が落ち着いた。
  • 大きな事件は起きないのに、人の心がふっと軽くなる展開が続いて読後感がとても優しい。
  • キャラクター同士の距離感が心地よく、鹿楓堂の常連になったような気分で読めた。
  • 料理を通して悩みがほどけていく描写が丁寧で、何度も読み返したくなる。
  • 絵柄と和の雰囲気が作品世界にぴったりで、癒やしを求めているときに最適な一冊だった。

悪い所

  • 全体的に穏やかな展開が続くので、刺激的なストーリーを期待すると物足りなかった。
  • 似た構成のエピソードが続き、中盤以降は少しマンネリを感じた。
  • キャラクターの過去や内面掘り下げが控えめで、もっと踏み込んでほしいと思った。
  • 料理の描写は魅力的だが、レシピ的な要素を期待すると肩透かしだった。
  • 大きな起伏がないため、一気読みすると印象が薄くなってしまった。

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