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深夜食堂 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

深夜食堂

深夜食堂

著者: 安倍夜郎

連載: ビッグコミックオリジナル

ジャンル: ヒューマンドラマ日常グルメ

評価: 8.2/10

あらすじ

『深夜食堂』は、深夜から朝まで営業する小さな食堂を舞台に、マスターと客たちの人生が料理を通して交差する物語。毎話一品の料理と共に、孤独、後悔、希望など大人の感情が静かに描かれる。派手な展開はないが、等身大の人間ドラマと食の記憶が重なり合い、読む者の人生経験に深く染み込む作品として長く支持されている。

良い所

  • 一話完結なのに毎回しっかり心に残り、短編の完成度が非常に高いと感じた。
  • 料理と人生の結びつきが自然で、読後に静かな余韻が残るのがたまらない。
  • 派手さはないが登場人物が皆リアルで、自分の過去を重ねてしまった。
  • 絵柄は素朴なのに感情表現が巧みで、表情だけで物語が伝わってくる。
  • 何度読み返しても味わいが変わり、年齢を重ねるほど刺さる漫画だと思う。

悪い所

  • 大きな事件や起伏が少ないため、刺激的な展開を求めると退屈に感じた。
  • 話の構造が似ている回もあり、続けて読むと単調に思える部分があった。
  • 登場人物の背景が深掘りされないまま終わる話があり、物足りなさを感じた。
  • 絵柄が好みでなく、最初は読み進めるのに抵抗があった。
  • 感情表現が淡々としているため、感動を強く求める人には合わないと思った。

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