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であいもん の感想と評価(良いところ、悪いところ)

であいもん

であいもん

著者: 浅野りん

連載: ヤングエース

ジャンル: ヒューマンドラマグルメ

評価: 8.6/10

あらすじ

京都の老舗和菓子屋『緑松』を舞台に、東京で夢破れた青年・納野和が10年ぶりに実家へ戻り、看板娘として働く少女・雪平一果と出会う。和は父の跡を継ぐ決意をするが、一果は自分こそが跡継ぎだと宣言。和菓子作りを通じて二人は衝突しながらも、少しずつ心を通わせ、家族や仲間との絆を深めていく。京都の四季と和菓子の温かさが織りなす人情物語。

良い所

  • 京都の四季や和菓子の描写が美しく、読んでいるだけで心が温まった。
  • 和と一果の関係性が少しずつ変化していく過程が丁寧で感動的だった。
  • 登場人物が皆人間味にあふれていて、脇役にも魅力を感じられた。
  • 和菓子を題材にしながらも家族や人生を描いていて深みがあった。
  • 読後感が優しく、落ち込んだ時に読むと癒やされる作品だった。

悪い所

  • 展開がゆったりしすぎていて、テンポが遅く感じる巻もあった。
  • 和菓子の説明が多く、物語の進行が停滞する部分があった。
  • 主人公の和が頼りなく見える場面が多く、イライラすることがあった。
  • 一果のキャラクターが強すぎて、他の人物がかすんでしまう印象を受けた。
  • 恋愛要素が薄く、もう少し踏み込んだ展開を期待していた。

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