レビュー著者: 漫画よしあし
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新米姉妹のふたりごはん の感想と評価(良いところ、悪いところ)

新米姉妹のふたりごはん

新米姉妹のふたりごはん

著者: 柊ゆたか

連載: 月刊コミック電撃大王

ジャンル: 料理日常青年マンガ百合

評価: 8.2/10

あらすじ

親の再婚により、突然姉妹として同居することになった女子高生のサチとあやり。両親がすぐに海外赴任してしまい、ふたりきりの生活が始まる。社交的で明るい姉のサチと、寡黙で目つきが鋭い妹のあやりは、最初は互いに距離を測りかねていた。しかし、父親から突然届いた「生ハムの原木」をきっかけに、料理が得意なあやりが目を輝かせ、二人は食を通じて打ち解け合っていく。ラクレットチーズや自家製ソーセージなど、ちょっと変わった非日常的な料理を共に作り、美味しく食べることで少しずつ姉妹の絆を深めていく。美味しいごはんと温かい日常が詰まった、心癒されるほのぼのクッキングストーリー。

良い所

  • 明るくて天真爛漫なサチと、無口だけど料理になると目を輝かせるあやりの関係性が尊すぎます。美味しいごはんを通じて少しずつ本当の姉妹になっていく姿に、心がぽかぽかと温まりました。
  • 女子高生二人の同居生活という設定がたまりません!生ハムの原木や自家製ソーセージなど、普通の料理漫画とは少し違うマニアックなメニューが登場して、毎度ワクワクしながら読んでいます。
  • ご飯の作画が本当に丁寧で、読んでいると猛烈にお腹が空いてきます。ギスギスした展開が全くなく、ただひたすらに平和で美味しい日常が描かれているので、疲れた時の癒やしとして最高です。
  • あやりちゃんがサチのために一生懸命料理を作る姿が愛おしいです。少し百合っぽい雰囲気もありつつ、二人の距離感が絶妙でニヤニヤしてしまいます。深夜に読むと完全な飯テロになりますね。
  • 性格が正反対の二人が、美味しいものを食べて笑顔になる瞬間がたまりません。料理の工程も分かりやすく描かれていて面白いですし、何より女の子たちが美味しそうにご飯を食べる姿が可愛いです。

悪い所

  • 女子高生二人の食卓にしては、出てくる食材や料理が豪華すぎて少しリアリティに欠ける気がします。もう少し身近で真似しやすい等身大の家庭料理が見たかったので、私の求めているものと違いました。
  • 二人のやり取りが可愛らしいのは良いのですが、過剰に顔を赤らめたりする百合っぽい演出が少しあざとく感じてしまいました。純粋な料理漫画として楽しみたい私には、少しノイズになってしまいます。
  • ほのぼのとした日常が続くので、大きなトラブルやストーリーの起伏を求める人には少し退屈かもしれません。ずっと平和なクッキングを見せられているだけで、物語としての深みはあまり感じられませんでした。
  • 生ハムの原木やフォアグラなど、自宅で作るにはハードルが高すぎる料理が多くて、レシピ本としてはあまり参考になりません。あくまでフィクションのグルメ漫画として割り切って読む必要があります。
  • キャラクターの性格や関係性が、男性読者向けにチューニングされているような違和感を覚えます。姉妹というよりはイチャイチャする同棲カップルのように見えてしまい、どうしても感情移入しきれませんでした。

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