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新米姉妹のふたりごはん の感想と評価(良いところ、悪いところ)

新米姉妹のふたりごはん

新米姉妹のふたりごはん

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著者: 柊ゆたか

連載: 月刊コミック電撃大王

ジャンル: ドラマ日常グルメ

評価: 8.4/10

あらすじ

親の再婚を機に突然姉妹になった、女子高生のサチとあやり。性格も対照的で最初はぎこちない二人を結んだのは、美味しい「料理」だった。柊ゆたかが描く、ジビエや本格的な調理器具の知識も盛り込まれた、実用的かつ瑞々しいグルメ・日常漫画。美味しいものを一緒に食べる。ただそれだけのことが、二人の心を少しずつ、しかし確実に温かく繋いでいく。日々の生活に彩りを添える、至福の「ふたりごはん」の風景。

良い所

  • とにかく料理の作画が素晴らしい!肉の質感や立ち上る湯気まで感じられるほど精密で、読んでいるとお腹が空いてきます。サチとあやりが少しずつ打ち解けていく過程が非常に丁寧で、心が洗われます。
  • 単なる家庭料理だけでなく、燻製やジビエ、プロ顔負けの調理器具の解説など、食へのこだわりが非常に深い。レシピも紹介されているので、実際に作ってみたくなる楽しみもあります。まさに「飯テロ」漫画の傑作。
  • 無理なドラマや過度な対立がなく、穏やかな時間が流れているのが心地よい。姉妹の心理描写が繊細で、さりげない優しさに触れるたびに温かい気持ちになれます。癒やしが欲しい時に最適な一冊です。
  • キャラクターの表情がとても豊かで可愛い。あやりが料理を通じて自分の気持ちを表現しようとする姿や、それを全力で楽しむサチのコンビネーションが抜群。日常系としての安定感が素晴らしいです。
  • 読み終わった後に「自分もひと手間かけて美味しいものを作ろう」と思わせてくれる前向きなパワーがある。食の大切さと、誰かと一緒に食べる幸せを再認識させてくれる、非常に質の高い作品だと感じました。

悪い所

  • 料理の描写が非常に本格的な反面、時々一般家庭では入手が難しかったり、再現のハードルが非常に高いプロ級の食材・器具が出てくることがあり、少し共感が追いつかない場面がありました。
  • 大きな起伏や事件が起きない物語なので、ストーリー漫画としての緊迫感や劇的な展開を求める読者には、少し淡々としすぎていて退屈に感じられてしまうかもしれません。あくまで空気感を楽しむ作品。
  • 初期の、姉妹が完全に他人だった頃の緊張感を好んでいた身としては、二人が仲良くなりすぎてからの展開が少し甘く感じられることもある。もっと「食を通じた歩み寄り」の葛藤を長く見たかった気もします。
  • サブキャラクターの掘り下げがメインの二人に比べてやや薄いと感じることがあり、もう少し周囲の人間模様が深まれば群像劇としての面白さも増したのかな、と思うこともありました。
  • レシピ本として見るには情報が断片的で、読み物として見るには料理の解説に紙面が割かれすぎている、というどっちつかずな印象を抱く回もあった。バランスの好みは読者によって分かれそうです。

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