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最終更新日:

ワカコ酒 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ワカコ酒

著者: 新久千映

連載: 月刊コミックゼノン

ジャンル: 日常グルメ

評価: 8.5/10

あらすじ

「酒飲みの舌」を持って生まれた26歳のOL・村崎ワカコ。彼女は仕事を終えると、今夜も旨い酒とそれにぴったり合う肴を求めて、一人で気ままに夜の街を彷徨い歩く。アツアツの唐揚げに冷たいビール、クリーミーなポテトサラダにウーロンハイ、濃厚なあん肝には熱燗。庶民的で親しみやすい料理と、お酒が口の中で完璧に溶け合った瞬間、彼女の口からは至福の吐息「ぷしゅー」が零れ落ちる。周囲の視線を気にせず、ただ自分の味覚と向き合い、自らのペースで呑み食いする自由で心地よいおひとり様の時間。日々の仕事の疲れを優しく解きほぐし、読むだけで今夜も一杯呑みに行きたくなる、新感覚の一人呑みショートグルメコミック!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 仕事終わりに好きなペースで飲むおひとり様の一人飲み文化に、強い共感と解放感を覚える人
  • 庶民的なおつまみと酒のペアリングを楽しみながら、晩酌のお供に気楽に読める短編が好きな人
  • 重いドラマや人間関係なしで、美味しそうな飲み食いの描写だけにほっと癒やされたい人

向いていない人

  • 毎回同じ展開が繰り返されるマンネリに飽きやすく、物語の大きな進展や人間ドラマを期待する人
  • 居酒屋を舞台にした、客や店主との人情あふれる温かな交流や会話劇を楽しみたい人
  • 独りよがりな独白の多いキャラクターの内面描写に鼻につく感じがして没入できない人

良い感想・レビュー

  1. 仕事帰りに一人でふらりと居酒屋に入り、自分のペースで飲むワカコの姿が最高だ。誰もが憧れる自由な一人飲みの楽しさが詰まっていて、読むと私自身も今夜すぐに美味しい肴で一杯やりたくなってしまう。
  2. 唐揚げに冷えたビール、あん肝に熱燗など、登場するおつまみがどれも庶民的で身近なものばかりなのが良い。お酒と料理が完璧に溶け合った瞬間の「ぷしゅー」という至福の吐息に、心から共感できた。
  3. 1話数ページの短い一話完結形式なので、ちょっとした隙間時間や晩酌しながらお気楽に読むのに本当に最適だ。面倒な人間関係や重いドラマが一切なく、ただ美味しそうな呑み食いだけに癒やされる。
  4. 新久先生のゆるくてシンプルな絵柄だが、冷えたグラスの結露や料理の湯気など美味しそうな工夫としずる感がしっかりと表現されている。飾らないタッチに親しみやすさがあり、読んでいて非常に落ち着く。
  5. 一見地味な料理でも、そのおつまみに一番相性の良いお酒を的確にチョイスするペアリングの強いこだわりが面白い。ワカコの頭の中の独白を見ているだけで、新たな飲み方の参考になり非常に重宝している。

悪い感想・レビュー

  1. 仕事を終えて店に入り、飲んで「ぷしゅー」と呟く流れが毎回同じなので、長く読んでいるとさすがに飽きやマンネリを感じる。何十巻も出ているが、全体のストーリー的な進展はほぼ皆無なので物足りない。
  2. 他のお客さんとの心温まる交流や、店のマスターとの会話といった人間関係のドラマ要素がほぼゼロなので、そういう人情味ある居酒屋ストーリーを期待する私には、ひたすら孤独な独白が少々地味に感じた。
  3. 時に料理に対してのこだわりが強すぎるせいか、周りの客やお店に対するワカコの独りよがりな脳内批評が少し鼻につく時があった。一人飲みをのんびり楽しむにしては、少し神経質な印象を受けて冷める。
  4. 料理の描き方が非常にデフォルメされたシンプルなイラスト調なので、劇画調の緻密なグルメ作画が好きな人にとっては、料理自体の美味しそうなディテールが描き込まれておらず物足りなく映ると思う。
  5. たまにワカコが一人で盛り上がってお行儀の悪い飲み方や食べ方をしていたり、食べ方の作法やマナーの描写に少し違和感を覚えてしまった。もう少し綺麗に上品に呑み食いしてくれた方が読んでいて不快感がない。

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