レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
のみじょし の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- とにかく紹介されるお酒とおつまみが本当に美味しそう!特別な高級酒ではなく、近所のスーパーや居酒屋で楽しめるような身近なラインナップが多いので、読んでいると自分も一緒に飲んでいる気分になれます。
- 登場する女性たちのやり取りが非常に自然体で、飾らない友情に心が温まります。アラサーならではの仕事や将来への不安を、お酒の力で明るく笑い飛ばす空気感が心地よくて、大好きな作品です。
- カザマ先生の描くキャラクターが皆魅力的で、酔っ払った時の表情やテンションの上がり方がリアルで面白い。お酒に対する知識も深すぎず浅すぎず、解説が適度で読み物として非常に安定感があります。
- 「お酒を飲むこと」の楽しさが全編に溢れています。一人でしっぽり飲むのも、皆でワイワイ飲むのも、どちらの良さもしっかり描かれているのが良い。読み終わると、なんだか明日も頑張ろうと思えます。
- 大きな事件は起きませんが、日常の「美味しい」を最大化して楽しむ姿勢に共感します。お酒好きなら誰もが「分かる!」と言ってしまうようなあるあるネタが豊富で、何度でも読み返したくなる癒やし漫画です。
悪い所
- お酒が物語のメインなので、お酒を飲まない人や、アルコールのノリが苦手な人には、共感しづらい部分や少し温度差を感じてしまう場面があるかもしれません。ターゲットが明確な作品と言えます。
- ストーリー漫画としての明確な目的や、劇的な人間ドラマ、キャラクターの成長、といった要素は非常に薄いです。あくまで日常の断片を楽しむエッセイ的なノリなので、重厚な話を好む人には不向き。
- お酒の紹介が特定の銘柄に偏っている回もあり、もう少し広範なジャンルのお酒を扱ってほしかった、という個人的な注文を抱くことも。また、肴のレシピ等がもう少し具体的であれば尚良かったです。
- 女性たちの会話がメインなので、男性読者からすると時時「女子会のノリ」に少し入り込みづらさを感じてしまったり、内輪ネタのように見えてしまう瞬間が稀にありました。
- 掲載期間が長いため、途中でキャラクターの関係性が固定されてしまい、初期のような新しい出会いや新鮮な驚きが少なくなってしまうマンネリ感を感じる時期がありました。安定感の裏返しと言えますが。




