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賭博覇王伝 零 ギャン鬼編 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
賭博覇王伝 零 ギャン鬼編
著者: 福本伸行
連載: 週刊少年マガジン
評価: 8/10
あらすじ
「王への試験」から数年後、伝説のギャンブラー・宇海零は再び命を懸けた勝負の舞台に立つ。老人たちの居場所を守るため、学生ゴルファー・結城京介との対決を皮切りに、零は数々の強敵と頭脳戦を繰り広げる。金や命を賭けた極限のギャンブルの中で、零の知略と正義感が試されていく。
良い所
- 零の頭脳戦が冴えわたり、毎回のギャンブルに緊張感があった。
- 福本作品らしい心理描写と駆け引きが濃厚で読み応えがあった。
- ゴルフやポーカーなど多彩な勝負が登場し、飽きずに楽しめた。
- 零の正義感と人間味が強調され、単なるギャンブル漫画以上の深みを感じた。
- テンポが良く、前作よりも展開がスピーディーで読みやすかった。
悪い所
- 主人公が強すぎて、勝敗の予想がつきやすく緊張感に欠ける部分があった。
- ギャンブルのルール説明が長く、テンポが崩れる場面があった。
- 敵キャラクターの掘り下げが浅く、印象に残りにくい人物もいた。
- シリアスな展開が続き、ギャグ要素や軽さが少なく重苦しく感じた。
- 前作の唐突な終わり方の影響もあり、物語全体に不安定さを感じた。




