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最終更新日:

賭博堕天録 カイジ 24億脱出編 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

賭博堕天録 カイジ 24億脱出編

賭博堕天録 カイジ 24億脱出編

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著者: 福本伸行

連載: 週刊ヤングマガジン

ジャンル: 日常サバイバルコメディ逃亡劇サスペンス

評価: 7.9/10

あらすじ

ワン・ポーカー勝負で獲得した、帝愛グループの資金24億円。総重量240kgを超える莫大な現金を手にしたカイジ、チャン、マリオの3人は、帝愛の追っ手から逃れるための逃亡劇を開始する!大金を積んでキャンピングカーを調達し、偽名での賃貸契約や、税務署の網を潜り抜けるための『地道な分散預金(口座開設)』など、お金がありすぎるからこそ発生する超現実的な課題。命懸けの鉄火場から一転、帝愛の猛追をかわすスリリングな心理戦と、逃亡生活の中で芽生える3人の固い友情と爆笑の日常。中間管理職・遠藤の必死の追跡劇も絡み合い、カイジ史上最もユニークな隠れん坊マネーサスペンス!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 大金を運び隠す物理的な攻略法や、法律と捜査当局の網を潜り抜ける知恵比べを存分に楽しめる人
  • 逃亡仲間と安い食事を分け合う泥臭い友情や、市井の人々と触れ合う哀愁の人間ドラマに惹かれる人
  • 追う側の中間管理職の悲哀やコメディと、追い詰めていく捜索推理のキレ味を愉快に味わいたい人

向いていない人

  • 派手な賭け勝負の脳汁や知略勝ちの爽快感が目当てで、淡々と続く日常パートの長さを退屈に感じる人
  • 物語が一気に進む展開を求めていて、似た状況を繰り返す引き延ばしのテンポが苦手な人
  • 完結済みの作品をまとめて一気に読みたく、長期休載中で続きを待ち続けるのがつらい人

良い感想・レビュー

  1. 俺、240kgもの現金をハイエースやキャンピングカーでどう運んで隠すかという物理的な攻略法にめちゃくちゃ引き込まれた。今までの博打とは違う、法律や銀行の網を潜る知恵比べが本当に面白い。
  2. 逃亡を共にするチャンやマリオと、キャンピングカーの中で安い缶詰やビール、うな重を食べる日常シーンが本当に美味そうで大好き。男たちの泥臭い友情と哀愁に、不思議と心がほっこり癒やされる。
  3. 追跡する帝愛の遠藤が「見逃したら会長に殺される」という極限状態での中間管理職のコメディを演じていて笑った。黒服たちとの必死の捜索作戦や推理のプロセスが、スピンオフ並みにキレッキレ。
  4. 偽名で格安アパートを借りる手順や、怪しまれずに大金を引き出すためのリアルな分散預金の手法が超具体的で面白い。お金がありすぎるゆえの、一般人には想像もつかない苦悩の描き方にセンスを感じる。
  5. キャンピングカー店長との心温まる交流など、逃走劇の裏でカイジが出会う市井の人々の温かい人間味に感動。いつもの悪人ばかりのカイジの世界とは一味違う、優しい『黒沢』っぽい空気感が堪らない。

悪い感想・レビュー

  1. 命を懸けたヒリヒリする鉄火場を期待していたのに、ギャンブルが一切行われず車や家を買う日常パートが何巻も続く展開にひどく失望した。これはカイジというタイトルの別物サスペンスだと思う。
  2. 福本先生お得意の、キャンピングカー1台借りるだけで何冊分も単行本を使うような極端な引き伸ばしがしんどい。リアルタイムの週刊連載で読んでいると、話が本当に進まなすぎてイライラが募る。
  3. 逃げ隠れして、バレそうになって、また別の場所に移動する、という同じような展開のループが延々と繰り返されているので、途中でマンネリを感じてしまった。もっと物語の核心に迫る大事件が欲しい。
  4. 2023年の「顔役」のエピソードを最後に本編が完全に長期休載されていて、再開の目処が立っていないのがファンとして本当に悲しい。先生の別のゴルフ漫画に注力されているようで、早く続きを読みたい。
  5. 帝愛にいつ見つかるかという緊張感はあるものの、カードや麻雀の時のような「自らの知略だけで勝ち切る」脳汁感が足りない。逃げて隠れるだけの受け身の展開が多いので、カイジらしくないのが本音。

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