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ROPPEN-六篇- の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ROPPEN-六篇-
著者: 大岩ケンヂ
連載: ヤングエース
評価: 7.9/10
あらすじ
『ROPPEN-六篇-』は、6つの短編ホラーを収録した作品集。日常の中に潜む異常や狂気をテーマに、不可解な事件や人間の恐怖心を描く。大岩ケンヂ独特の緊張感ある筆致で、読者を不安と驚愕へと導く短編群像劇。
良い所
- 短編ごとに異なる恐怖が描かれていて、最後まで飽きずに読めた。
- 絵柄が緻密で、不気味さを強調していて雰囲気に引き込まれた。
- 日常の中に潜む異常を描く手法がリアルで背筋が寒くなった。
- 短編形式なのでテンポが良く、ホラー初心者でも読みやすかった。
- 意外な結末が多く、読後に強い余韻が残った。
悪い所
- 短編形式のためキャラクターの掘り下げが浅く、感情移入しづらかった。
- ホラー描写が過激で、好みによっては不快に感じる部分があった。
- ストーリーが唐突に終わる話もあり、消化不良に感じた。
- 似たような恐怖演出が繰り返され、マンネリを感じる場面があった。
- 全体的に暗い展開が続き、気軽に楽しむには重すぎる印象を受けた。




