レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ながたんと青と-いちかの料理帖- の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ながたんと青と-いちかの料理帖-
著者: 磯谷友紀
連載: Kiss
評価: 8.8/10
あらすじ
昭和26年の京都。戦争で夫を失った34歳の料理人・いち日。彼女の生家である老舗料亭『桑乃木』は経営難に直面していた。料亭を立て直す資金援助の条件として舞い込んだのは、大阪の有名ホテルの三男で、15歳年下の19歳の大学生・周との政略結婚だった!歳の差や周囲の無理解を乗り越え、いち日の西洋料理の技術と伝統の京料理を融合させた『新しい和食』で、桑乃木に新たな風を吹き込んでいく。互いの人生を深く尊重し合い、ゆっくりと本物の夫婦になっていく二人の優しく尊い歳の差純愛。美味しそうな創作料理の数々と、戦後京都のノスタルジックな空気感に心がじんわり温まる、絶品グルメ浪漫の傑作!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 美味しそうな料理描写と実際に作れるレシピが添えられた和食グルメ漫画を味わいたい人
- 歳の差の二人がお互いの才能を尊重しながら少しずつ本物の夫婦になる純愛をじっくり追いたい人
- 戦後復興期を舞台に柔らかな京言葉と人間ドラマが響く骨太な作品を読みたい人
向いていない人
- 好意が通じ合う二人にすぐ甘い進展を求めたい、もどかしさが苦手な人
- 平和なグルメ要素だけを期待し、中盤からの重い陰謀劇は望まない人
- 繊細で線の細い絵柄より、最新のきらびやかなデジタル作画に惹かれる人
良い感想・レビュー
- 私は伝統的な和食にコンソメやパイ包みなどの西洋料理を融合させたいち日の創作レシピの数々に、お腹が空くほど魅了された。実際に作れるレシピ付きなのも嬉しくて、五感が大満足のグルメ漫画。
- 34歳のいち日と、15歳年下の周がお互いの料理の才能やビジネスセンスを深く尊重し合い、ゆっくりと時間をかけて本物の夫婦になっていくピュアな恋愛が本当に尊い。朝ドラのように上品で温かい名作。
- 昭和26年の京都・東山という戦後復興期の激動を生き抜く人々の泥臭い人間ドラマや、柔らかい京都弁の響きがすごく素敵。当時のレトロでノスタルジックな街の空気が綺麗に表現されていて引き込まれる。
- 周が19歳とは思えないほど聡明で、いち日を一人の『プロの料理人』として信じて全力で支えるスパダリっぷりが最高。年下だけど頼りになりすぎる彼に、読んでいて何度も胸キュンさせられたわ。
- 15巻を読んだけど、周の実家の山口ホテルのドロドロした確執を三兄弟が力を合わせて解決する展開が本当に熱かった!いち日の支えで、周自身もまた一つ大きく大人になっていく夫婦の絆にボロ泣きした。
悪い感想・レビュー
- 年の差や周囲の目が気になって、お互いの好意がダダ漏れなのに一向に手を出さないじれったすぎる関係性に、せっかちな僕は少しモヤモヤした。もう少しスピーディーで甘い恋愛の進展が見たいのが本音。
- 桑乃木での平和な料理シーンが好きなのに、中盤以降の山口ホテルの跡取りを巡る裏工作や父親のドロドロした陰謀劇が私には少し重すぎた。もっと夫婦二人のほのぼのした料理ライフだけを読んでいたかった。
- 磯谷先生の描く線の細い繊細なタッチは上品なんだけど、たまにキャラクターの顔立ちや背景の描き込みがラフでシンプルに見えることがあった。最近のハイクオリティなデジタル作画に慣れていると少し物足りない。
- いち日をずっと静かに支え続けている戦災孤児や、元旦那との切なすぎる別れの過去の回想が、物語のそこかしこに重い影を落としていて心が苦しくなる。もう少し明るく笑えるコメディ要素も欲しかったかな。
- 「美人で有能な料理人が、なぜか15歳年下の金持ちのイケメンに盲目的に溺愛され、お世話される」という都合の良すぎる女性向けファンタジーに冷めてしまった。二人の年齢差に少し現実的な違和感が残る。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
私は伝統的な和食にコンソメやパイ包みなどの西洋料理を融合させたいち日の創作レシピの数々に、お腹が空くほど魅了された。実際に作れるレシピ付きなのも嬉しくて、五感が大満足のグルメ漫画。
年の差や周囲の目が気になって、お互いの好意がダダ漏れなのに一向に手を出さないじれったすぎる関係性に、せっかちな僕は少しモヤモヤした。もう少しスピーディーで甘い恋愛の進展が見たいのが本音。
34歳のいち日と、15歳年下の周がお互いの料理の才能やビジネスセンスを深く尊重し合い、ゆっくりと時間をかけて本物の夫婦になっていくピュアな恋愛が本当に尊い。朝ドラのように上品で温かい名作。
桑乃木での平和な料理シーンが好きなのに、中盤以降の山口ホテルの跡取りを巡る裏工作や父親のドロドロした陰謀劇が私には少し重すぎた。もっと夫婦二人のほのぼのした料理ライフだけを読んでいたかった。
昭和26年の京都・東山という戦後復興期の激動を生き抜く人々の泥臭い人間ドラマや、柔らかい京都弁の響きがすごく素敵。当時のレトロでノスタルジックな街の空気が綺麗に表現されていて引き込まれる。
磯谷先生の描く線の細い繊細なタッチは上品なんだけど、たまにキャラクターの顔立ちや背景の描き込みがラフでシンプルに見えることがあった。最近のハイクオリティなデジタル作画に慣れていると少し物足りない。
周が19歳とは思えないほど聡明で、いち日を一人の『プロの料理人』として信じて全力で支えるスパダリっぷりが最高。年下だけど頼りになりすぎる彼に、読んでいて何度も胸キュンさせられたわ。
いち日をずっと静かに支え続けている戦災孤児や、元旦那との切なすぎる別れの過去の回想が、物語のそこかしこに重い影を落としていて心が苦しくなる。もう少し明るく笑えるコメディ要素も欲しかったかな。
15巻を読んだけど、周の実家の山口ホテルのドロドロした確執を三兄弟が力を合わせて解決する展開が本当に熱かった!いち日の支えで、周自身もまた一つ大きく大人になっていく夫婦の絆にボロ泣きした。
「美人で有能な料理人が、なぜか15歳年下の金持ちのイケメンに盲目的に溺愛され、お世話される」という都合の良すぎる女性向けファンタジーに冷めてしまった。二人の年齢差に少し現実的な違和感が残る。





