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異世界居酒屋「げん」 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

異世界居酒屋「げん」

異世界居酒屋「げん」

著者: 碓井ツカサ/蝉川夏哉

連載: このマンガがすごい!WEB

ファンタジーグルメ

評価: 8.9/10

あらすじ

関東の街で居酒屋「げん」を営む葦村草平は、家に伝わる“葦村の呪い”を理由に店を畳もうとしていた。ところがある日、店の入口が異世界・東王国オイリアの王都ラ・パリシィアへとつながってしまう。異世界の住人たちが訪れるようになり、草平は見知らぬ世界での営業を決意。娘のひなたやその恋人・正太郎、個性豊かな常連客と共に、日本の料理と酒を通じて異世界の人々と交流を深めていく。『異世界居酒屋「のぶ」』と同じ世界を舞台にしたスピンオフ作品。

良い所

  • 料理の描写が細かく、香りや温度まで伝わってくるようで食欲をそそる。
  • 異世界の客たちが日本料理を初めて味わうリアクションが楽しく、心温まる。
  • 店主や常連客の人間関係が丁寧に描かれ、ほのぼのとした雰囲気に癒やされる。
  • 『のぶ』と同じ世界観ながら舞台や登場人物が異なり、新鮮な気持ちで読める。
  • 一話完結型のエピソードが多く、気軽に読み進められる構成が良い。

悪い所

  • 大きな物語の進展が少なく、長期的に読むと単調に感じる部分がある。
  • 料理や日常描写が中心で、派手な展開やバトルを求める人には物足りない。
  • 異世界設定の掘り下げが控えめで、舞台がほぼ店内に限られている。
  • 似たような展開やリアクションが繰り返され、マンネリ感が出る巻もある。
  • 脇役の背景や成長があまり描かれず、印象が薄いキャラクターもいる。

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