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異世界居酒屋「のぶ」 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

異世界居酒屋「のぶ」

異世界居酒屋「のぶ」

著者: ヴァージニア二等兵/蝉川夏哉

連載: ヤングエース

ファンタジーグルメ

評価: 9.2/10

あらすじ

京都の裏路地にある居酒屋「のぶ」は、なぜか異世界の帝国都市アイテーリアとつながっていた。店主の大将・矢澤信之と給仕の千家しのぶは、訪れる異世界の客たちに日本の料理と酒を振る舞う。揚げたての天ぷら、香ばしい焼き鳥、冷えたビール──異世界の人々はその味に驚き、心をほぐされていく。料理を通じて文化や価値観が交わり、時に人間関係や事件の解決にもつながっていく、心温まる異世界グルメ物語。

良い所

  • 料理の描写が非常に丁寧で、読んでいると実際に食べたくなる。
  • 異世界の客たちが日本食を初めて味わうリアクションが微笑ましく、読後感が良い。
  • 一話完結型で気軽に読める構成ながら、時折深い人間ドラマが描かれる。
  • 作画が安定しており、料理や店内の雰囲気が温かく伝わってくる。
  • 異世界と現代日本の文化交流が自然に描かれていて違和感がない。

悪い所

  • 大きなストーリーの進展が少なく、長く読むと単調に感じることがある。
  • 料理や食事シーンが中心で、バトルや派手な展開を求める人には物足りない。
  • 登場人物の掘り下げが浅く、背景や成長があまり描かれないキャラもいる。
  • 異世界設定の活用が控えめで、舞台がほぼ店内に限られている。
  • 同じような展開やリアクションが繰り返され、マンネリ感が出る巻もある。

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