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アンダーニンジャ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

アンダーニンジャ

アンダーニンジャ

著者: 花沢健吾

連載: 週刊ヤングマガジン

アクションサスペンスシュールコメディ忍者青年漫画

評価: 9/10

あらすじ

太平洋戦争後、GHQによって解体されたはずの忍者組織が、実は現在も日本国内に潜伏し暗躍しており、その数は約20万人とされる。その中の末端忍者・雲隠九郎は仕事にもあぶれ、ニート同然の生活を送っていたが、ある日「講談高校」への潜入という忍務を与えられ、最新装備を携えて任務に乗り出す。やがて彼は、NINと呼ばれる組織、そして「UN(アンダーニンジャ)」との抗争に巻き込まれていく。

良い所

  • 絵がとても綺麗で、設定も緻密で面白い。主人公がイケメンヒーローでなく、野暮ったい感じなのが良い。淡々とした展開が忍術のすごさを引き立てている。
  • 忍者が現代世界に潜んでいるという展開にすごく引き込まれた!キャラクターも魅力的で、話の展開もスピーディーで、早く続きを読みたいと思う。
  • ストーリーが壮大かつネタの仕込み方が豊富で、「あー!そうなんだ!」というギミックが多い。見入ってしまう作品。
  • ユーモアあり、戦闘ありでストーリー面白い。登場人物が変な奴ばかりだけど読んでいくうちに、そのキャラ達をどんどん好きになってしまう。
  • 「普通の人」が「普通の技」を極めたバトル描写が共感を呼ぶ。特別な能力というより、日常に近い忍術や心理戦で引き込まれた。

悪い所

  • 展開がゆっくりで、最初のうちは話があまり動かないので、じっとりしたテンポが苦手な人には合わないと思う。
  • グロテスクな描写がしっかりしているので苦手な人にはきつい。たとえば主人公・九郎の死など、衝撃が強い場面が存在する。
  • 設定が多く、忍者組織NINとアンダーニンジャ(UN)の関係や勢力図が複雑で、誰がどちら側か分からなくなることがたまにある。
  • ギャグ要素や下ネタが結構入るので、そのノリが合わないとキャラの本筋やバトルに集中しづらいと感じる場面がある。
  • 巻によってギャグ要素が薄くなっていたり、持ち味の笑いどころが少なめで、見どころが少なく感じる巻もあった。

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