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鴨乃橋ロンの禁断推理 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
鴨乃橋ロンの禁断推理
著者: 天野明
連載: ジャンプスクエア
評価: 8.8/10
あらすじ
かつて天才探偵として名を馳せた鴨乃橋ロンは、ある事件をきっかけに探偵業界から追放され、孤独な日々を送っていた。そんな彼のもとに、警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が訪れ、難事件の解決を依頼する。ロンは鋭い推理力と観察眼で真相に迫るが、彼には人には言えない“禁断”の秘密があった。二人は数々の事件を通じて、互いの信頼と過去の因縁に向き合っていく。
良い所
- 事件のトリックや伏線が緻密で、推理小説好きにはたまらない構成。
- 鴨乃橋ロンと一色刑事の掛け合いがテンポ良く、読んでいて楽しい。
- シリアスな事件の中にもユーモアがあり、重くなりすぎない。
- 作画が丁寧で、キャラクターの表情や仕草から感情が伝わってくる。
- 各話ごとに異なる事件が描かれ、飽きずに読み進められる。
悪い所
- ロンの過去や“禁断”の部分が小出しで、もどかしさを感じる。
- 一部の事件はトリックが単純で、物足りなく感じることがある。
- キャラクターの背景説明が少なく、感情移入しづらい場面がある。
- 推理シーンが短く、もっと掘り下げてほしいと感じる回がある。
- 物語のテンポが早く、事件解決までが駆け足に感じられることがある。


