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親愛なる僕へ殺意をこめて の感想と評価(良いところ、悪いところ)

親愛なる僕へ殺意をこめて

親愛なる僕へ殺意をこめて

著者: 井龍一/伊藤翔太

連載: 週刊ヤングマガジン

サスペンスミステリー

評価: 8.5/10

あらすじ

大学生の浦島エイジは、ある日目覚めると数日間の記憶が抜け落ちていた。やがて自分の中にもう一人の人格「B1」が存在することを知り、過去の連続殺人事件“LL事件”と父親の冤罪にまつわる真相へと巻き込まれていく。愛する人を守るため、そして自分自身の存在意義を確かめるために、エイジは二重人格と向き合いながら事件の核心に迫る。

良い所

  • 二重人格を題材にしたサスペンスが緊張感たっぷりで一気に読めた。
  • 伏線の張り方が巧妙で、読み返すと新しい発見がある。
  • 父の冤罪と自分の存在を重ねるテーマが深く心に刺さった。
  • キャラクターの心理描写が丁寧で感情移入しやすい。
  • ラストに向けての展開が衝撃的で読後感が強烈に残った。

悪い所

  • 暴力や猟奇的な描写が多く、読むのが辛い場面があった。
  • 二重人格の設定が複雑で理解しにくい部分がある。
  • シリアス一辺倒で、気軽に楽しむには重すぎる。
  • 終盤の展開が駆け足で、もっと丁寧に描いてほしかった。
  • 一部のキャラクターの動機が弱く、説得力に欠けると感じた。

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