レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ガンニバル の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ガンニバル
完結著者: 二宮正明
連載: 週刊漫画ゴラク
評価: 8.5/10
あらすじ
ある事件をきっかけに、警察官・阿川大悟は家族を連れて山深い限界集落「供花村」へ赴任する。穏やかに迎え入れる村人たち。だが村に絶対的な権力を握る後藤家の当主が、無残な遺体となって見つかる。「熊に喰われた」と語る村人。しかし大悟は遺体に人間の歯型を見つけてしまう。前任の駐在が失踪前に残した「この村の人間は人を喰ってる」という不穏な言葉。それを頼りに調べを進めるうち、大悟は村ぐるみで隠されてきた、あまりにおぞましい掟へと近づいていく。守るべき家族を抱え、逃げることも許されないまま、駐在は狂気の闇へと引きずり込まれていく。閉ざされた寒村に渦巻く、食人ホラーサスペンス!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 閉鎖的な集落特有の不気味さがリアルに迫る、先の気になる和風サスペンスを読んで味わいたい人
- 人間ドラマやミステリーが濃密に練られ、次々明かされる秘密に圧倒されながら読み進めたい人
- 主人公が見せる暴力的なほどの狂気も含め、極度の緊張感で心臓を掴まれる読書を求めている人
向いていない人
- 猟奇的な殺害や食人を連想させる描写が多いので、グロテスクな表現が苦手で読むのがつらく感じる人
- 重苦しい雰囲気が最後まで続くため、スカッとする明るい展開を主に求めて作品を選びたい人
- 人物が多く狂気や思惑が交錯するので、情報を整理せず気軽に読める手軽さを最優先にしたい人
良い感想・レビュー
- 田舎の旧習に縛られたサスペンスがもともと好きで、供花村の閉鎖的な空気に土着の民話が混ざる物語は完全に好みでした。キャラの心情がきめ細かく描かれているのも良かった。
- まるでサスペンス大作映画を観たような読後感で、続きが気になって仕方がない。登場人物の誰もが腹に黒いものを抱えているように見えて、主人公をいつ裏切るのかと疑ってしまう。
- 残酷に人が死ぬだけの漫画は嘘くさく感じるけれど、これはどこかで本当にあった話じゃないかと勘ぐるほどのリアリティがある。山村を見たら思い出しそうで、背筋がゾワゾワした。
- 怖くてグロいのに、途中でやめても続きが気になってまた開いてしまう。山中の村の閉塞感や村人の異様さの描写がうまくて、ハラハラがずっと続いて手が止められなくなる。
- kindleの無料で読み始めて、すっかりハマってしまった。「この村は人を食っている」の一言から、誰が味方で誰が敵かわからないまま、じわじわ不気味さが迫ってくるのがたまらない。
悪い感想・レビュー
- 最初はぐいぐい引き込まれたのに、終盤の自衛隊や警察とのドンパチになってから作画が荒れて、誰が誰と戦っているのかわからなくなった。もう少しサスペンスのまま終わってほしかった。
- 中盤以降の過去編の回想がとにかく長すぎて、盛り上がっていた現代パートの腰を完全に折ってしまっている。テンポが悪くなって、正直そこでダレてしまった。
- 過去編が長くて、現代のほうがどうなっていたか忘れてしまった。緊迫した戦いの最中に延々と昔を振り返られても、こっちは少しだれてしまったというのが本音です。
- 最終回の結末がどうにもモヤモヤする。複雑な人間関係をさんざん読み解かせておいて、ホラー特有の理不尽なオチに着地させたのは、演出として正解だったのかと考えてしまう。
- 最後の落とし方が不条理で、ホラー特有のバッドエンドみたいな結末は個人的に受け入れがたかった。精緻な展開を見せてきたぶん、ちょっと安易に感じてがっかりしたと思う。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
田舎の旧習に縛られたサスペンスがもともと好きで、供花村の閉鎖的な空気に土着の民話が混ざる物語は完全に好みでした。キャラの心情がきめ細かく描かれているのも良かった。
最初はぐいぐい引き込まれたのに、終盤の自衛隊や警察とのドンパチになってから作画が荒れて、誰が誰と戦っているのかわからなくなった。もう少しサスペンスのまま終わってほしかった。
まるでサスペンス大作映画を観たような読後感で、続きが気になって仕方がない。登場人物の誰もが腹に黒いものを抱えているように見えて、主人公をいつ裏切るのかと疑ってしまう。
中盤以降の過去編の回想がとにかく長すぎて、盛り上がっていた現代パートの腰を完全に折ってしまっている。テンポが悪くなって、正直そこでダレてしまった。
残酷に人が死ぬだけの漫画は嘘くさく感じるけれど、これはどこかで本当にあった話じゃないかと勘ぐるほどのリアリティがある。山村を見たら思い出しそうで、背筋がゾワゾワした。
過去編が長くて、現代のほうがどうなっていたか忘れてしまった。緊迫した戦いの最中に延々と昔を振り返られても、こっちは少しだれてしまったというのが本音です。
怖くてグロいのに、途中でやめても続きが気になってまた開いてしまう。山中の村の閉塞感や村人の異様さの描写がうまくて、ハラハラがずっと続いて手が止められなくなる。
最終回の結末がどうにもモヤモヤする。複雑な人間関係をさんざん読み解かせておいて、ホラー特有の理不尽なオチに着地させたのは、演出として正解だったのかと考えてしまう。
kindleの無料で読み始めて、すっかりハマってしまった。「この村は人を食っている」の一言から、誰が味方で誰が敵かわからないまま、じわじわ不気味さが迫ってくるのがたまらない。
最後の落とし方が不条理で、ホラー特有のバッドエンドみたいな結末は個人的に受け入れがたかった。精緻な展開を見せてきたぶん、ちょっと安易に感じてがっかりしたと思う。





