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白砂村 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
白砂村
著者: 今井大輔
連載: 週刊ヤングマガジン
評価: 8.3/10
あらすじ
大学生の主人公・高木は、ゼミの調査で訪れた山奥の集落「白砂村」で奇妙な風習と不気味な住人たちに遭遇する。村に伝わる古い掟と儀式に巻き込まれ、次第に仲間が姿を消していく中、彼は村の真実に迫ろうとする。閉ざされた共同体に潜む狂気と恐怖を描いたサスペンスホラー。
良い所
- 閉鎖的な村の雰囲気が丁寧に描かれていて不気味さが伝わる。
- 儀式や風習の描写がリアルで背筋が寒くなった。
- 先の読めない展開が続き、ページをめくる手が止まらない。
- キャラクターの恐怖や疑念がリアルに表現されている。
- ラストに向けての緊張感の高まりが秀逸で満足感があった。
悪い所
- グロテスクな描写が多く、人を選ぶ内容だと感じた。
- 登場人物の背景が浅く、感情移入しづらい部分がある。
- 展開が急で、説明不足に感じる箇所があった。
- 同じような恐怖演出が繰り返され、単調に思える場面もある。
- 救いのない展開が続き、読後感が重すぎると感じた。




