レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ボクラノキセキ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ボクラノキセキ
著者: 久米田夏緒
連載: コミックZERO-SUM
評価: 8.5/10
あらすじ
前世の記憶を持つ少年・晴澄は、ただの変わり者として教室の隅で浮いていた。けれどある夜を境に、かつて同じ城で共に生き、共に死んだはずの仲間たちが、クラスメイトの顔をして次々と過去を思い出しはじめる。誰が味方で誰が仇なのか、どこまで気づいているのか、誰にも判別がつかない。制服姿の彼らは、教科書の下で腹の探り合いを静かに続けている。ひとことの相槌、ひとつの視線が、そのまま命運を分ける緊張感。少女漫画の顔をして、頭脳戦の骨格を隠し持つ異色作だ。甘い恋よりも疑心暗鬼が先に立つ、この息のつまる静かな戦場から、目が離せなくなる!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 言葉や視線の探り合いで進む張り詰めた心理戦を、細部まで考えながらじっくり味わいたい人
- 何度も読み返しながら、張り巡らされた伏線を自分の手で見つける考察の楽しさを味わいたい人
- 甘い恋愛より、戦争や宗教が絡む重く骨太な群像ドラマをじっくり腰を据えて読みたい人
向いていない人
- 大勢の登場人物と二重の名前、入り組んだ人間関係を覚えていくのを負担に感じてしまう人
- 似た絵柄でキャラの見分けがつきにくいと、途中で読むのを投げ出したくなってしまう人
- 謎がなかなか解けないまま、先の読めない展開がじっくりと続く物語を待つのが苦手な人
良い感想・レビュー
- 言葉も目線も反応も、ひとつ間違えれば足をすくわれる。張り詰めた心理戦は読むほどに神経がすり減るのに、前世と現世がもつれ合う謎からどうしても目を離せなかった
- 少女漫画の棚に置かれているのに甘ったるい恋愛はほとんどなく、力や戦争や宗教のきな臭さがじわじわ滲んでくる。もう一つの世界と平穏な日常のちぐはぐさにゾクゾクした
- 登場人物の中身がとても15歳とは思えない。前世の記憶と経験を上乗せした駆け引きが完全に高校生離れしていて、精霊に悟られないやり取りには何度も唸らされる
- 一人でも何度でも読み返せてしまう作品だ。自分で伏線を見つけたときの発見の快感がすっかりクセになって、人に勧めたいのにネタバレが怖くて言葉に詰まった
- 異世界転生ものにありがちな主人公無双じゃないところが好き。登場人物それぞれに用意されたドラマが濃密で、謎に謎を重ねながら回収していく構成には唸るしかない
悪い感想・レビュー
- とにかく絵の描き分けが弱い。全員同じ制服なうえに似た顔が並ぶせいで誰が誰だか分からなくなる。あれ、この子誰だっけ、が最初のうちしょっちゅうで戸惑った
- 現世の名前と前世の名前が二重にあるうえに、20人以上の顔と名前と所属を覚えるのがなかなかきつい。相関図を何度も開き直さないと話を追えなくなる
- 設定が幾重にも入り組んでいて、少し間を空けて読むと誰が誰の前世を知っているのかを見失う。新刊が出るたびに最初から読み直したくなってしまうほどだった
- 新しいキャラに焦点が移ると、序盤に活躍していた人物がしばらく放置されるのも気になる。謎ばかり増えて話が前に進んでいる実感が薄れるのがもどかしかった
- とにかく辛い展開が続くので、登場人物たちの険しい表情を見続けるのがしんどくなる時がある。面白いのは分かっているのに、読み進めるのに毎回それなりの体力がいる
良い感想・レビュー
- 言葉も目線も反応も、ひとつ間違えれば足をすくわれる。張り詰めた心理戦は読むほどに神経がすり減るのに、前世と現世がもつれ合う謎からどうしても目を離せなかった
- 少女漫画の棚に置かれているのに甘ったるい恋愛はほとんどなく、力や戦争や宗教のきな臭さがじわじわ滲んでくる。もう一つの世界と平穏な日常のちぐはぐさにゾクゾクした
- 登場人物の中身がとても15歳とは思えない。前世の記憶と経験を上乗せした駆け引きが完全に高校生離れしていて、精霊に悟られないやり取りには何度も唸らされる
- 一人でも何度でも読み返せてしまう作品だ。自分で伏線を見つけたときの発見の快感がすっかりクセになって、人に勧めたいのにネタバレが怖くて言葉に詰まった
- 異世界転生ものにありがちな主人公無双じゃないところが好き。登場人物それぞれに用意されたドラマが濃密で、謎に謎を重ねながら回収していく構成には唸るしかない
悪い感想・レビュー
- とにかく絵の描き分けが弱い。全員同じ制服なうえに似た顔が並ぶせいで誰が誰だか分からなくなる。あれ、この子誰だっけ、が最初のうちしょっちゅうで戸惑った
- 現世の名前と前世の名前が二重にあるうえに、20人以上の顔と名前と所属を覚えるのがなかなかきつい。相関図を何度も開き直さないと話を追えなくなる
- 設定が幾重にも入り組んでいて、少し間を空けて読むと誰が誰の前世を知っているのかを見失う。新刊が出るたびに最初から読み直したくなってしまうほどだった
- 新しいキャラに焦点が移ると、序盤に活躍していた人物がしばらく放置されるのも気になる。謎ばかり増えて話が前に進んでいる実感が薄れるのがもどかしかった
- とにかく辛い展開が続くので、登場人物たちの険しい表情を見続けるのがしんどくなる時がある。面白いのは分かっているのに、読み進めるのに毎回それなりの体力がいる










