レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
アルスラーン戦記 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
アルスラーン戦記
完結連載: 別冊少年マガジン
評価: 9.2/10
あらすじ
強国パルスの若き王太子・アルスラーン。だが、異教徒ルシタニアの侵攻と味方の裏切りにより、パルス軍はアトロパテネの平原で壊滅、王都は陥落してしまう。心優しく弱気だった少年は、最強の戦士ダリューンや天才軍師ナルサスら忠臣たちに支えられ、奪われた国を取り戻すための過酷な逃亡と戦いへ身を投じる!『ハガレン』の荒川弘が、田中芳樹の不朽の名作小説を圧倒的な画力と極上のアクション構成で再構築。24巻からは『蛇王ザッハーク』がアンドラゴラスの肉体を乗っ取って完全降臨し、王宮は阿鼻叫喚のダークファンタジーへ。真の王としての覚悟を問われる、壮大な架空戦記の最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 圧倒的な合戦作画と知略を駆使した奇策が融合した、重厚な架空歴史戦記の世界観に浸りたい人
- 弱さを抱えながらも仲間との絆を深めて覚悟を固めていく、王道の少年成長劇に素直に熱くなれる人
- 原作小説を読まなくても入りやすい、画力の高い大型ファンタジーコミカライズを求めている人
向いていない人
- 中盤以降に超常的な力を持つ存在が台頭し、歴史戦記から怪奇ファンタジーへシフトする展開についていけない人
- 何度も新たな障壁が立ち塞がり、主人公側の前進と後退が繰り返されるスローな展開に読むのが疲れてくる人
- 月刊連載で大規模な合戦をじっくり描くため話の進展が遅く、テンポが気になると読み続けるのが辛くなる人
良い感想・レビュー
- 俺、アトロパテネの会戦でダリューンが圧倒的な武勇でアルスラーンを救い出し、千人の敵を突破するシーンにガチでシビれた。荒川先生の描く、鎧や馬、戦場の土煙の重厚な臨場感が最高にかっこいい。
- 天才軍師のナルサスが、敵の心理や各国の利権を読んで、盤面をひっくり返すような奇策を披露する知略戦が本当に面白い。ただの力押しじゃなく、知恵と外交で勢力を広げていくプロットのキレが素晴らしい。
- 弱気だったアルスラーンが、パルス王家の血統に隠された残酷な嘘に直面しながらも「民のための王」へ覚悟を決める成長劇に本気で感動。ダリューンたちとの、血の繋がりを超えた主従の絆が尊すぎてボロ泣き。
- 最新24巻の蛇王ザッハークが怪物アンドラゴラスの肉体を乗っ取って王都に完全降臨する地獄のような新章が熱すぎる!ここまでの戦記から、一気に怪奇ダークファンタジーへとシフトする展開に興奮が止まらない。
- 荒川先生のコミカライズは、原作小説の複雑な地名や歴史相関を、非常に読みやすくすっきりと再構成している点が素晴らしい。キャラクター一人一人の肉体的な説得力や、コミカルな日常描写も安定のハイクオリティ。
悪い感想・レビュー
- 序盤のリアルな騎兵戦や知略戦が大好きだったから、中盤以降の魔道士の暗躍や24巻の蛇王ザッハークの復活による「超常パワーバトル化」に少し冷めてしまった。普通の泥臭い歴史戦記が見たかったのが本音。
- 王都を奪還したかと思えばまた新たな敵が立ち塞がり、アルスラーンたちの流浪と過酷な試練が何年も延々と続く展開に少し引き延ばしを感じた。一歩進んで二歩下がるような閉塞感があって、読んでいて少し疲れちゃう。
- 原作小説の持つ「主要キャラであっても無慈悲に次々と死んでいく、ドライで乾いた世界観」に比べると、漫画版は少年漫画らしい熱血さや絆が強調されすぎている気がして、コアな原作ファンの僕には少し合わない。
- 連載ペースが月刊なうえに、大規模な合戦シーンや各勢力の裏工作が何話にもわたってじっくり描かれるため、話の進展が遅く感じることがある。次の巻が出るまでに時間がかかるので、少しマンネリ感があるのが本音。
- ヒルメス(銀仮面卿)の「自分の悲惨な過去に囚われて、パルスを徹底的に破壊しようとする復讐心」が、読んでいて暗すぎてしんどかった。自業自得な部分もあるけど、悪役の逆恨み的な暴走に少し引いてしまう。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、アトロパテネの会戦でダリューンが圧倒的な武勇でアルスラーンを救い出し、千人の敵を突破するシーンにガチでシビれた。荒川先生の描く、鎧や馬、戦場の土煙の重厚な臨場感が最高にかっこいい。
序盤のリアルな騎兵戦や知略戦が大好きだったから、中盤以降の魔道士の暗躍や24巻の蛇王ザッハークの復活による「超常パワーバトル化」に少し冷めてしまった。普通の泥臭い歴史戦記が見たかったのが本音。
天才軍師のナルサスが、敵の心理や各国の利権を読んで、盤面をひっくり返すような奇策を披露する知略戦が本当に面白い。ただの力押しじゃなく、知恵と外交で勢力を広げていくプロットのキレが素晴らしい。
王都を奪還したかと思えばまた新たな敵が立ち塞がり、アルスラーンたちの流浪と過酷な試練が何年も延々と続く展開に少し引き延ばしを感じた。一歩進んで二歩下がるような閉塞感があって、読んでいて少し疲れちゃう。
弱気だったアルスラーンが、パルス王家の血統に隠された残酷な嘘に直面しながらも「民のための王」へ覚悟を決める成長劇に本気で感動。ダリューンたちとの、血の繋がりを超えた主従の絆が尊すぎてボロ泣き。
原作小説の持つ「主要キャラであっても無慈悲に次々と死んでいく、ドライで乾いた世界観」に比べると、漫画版は少年漫画らしい熱血さや絆が強調されすぎている気がして、コアな原作ファンの僕には少し合わない。
最新24巻の蛇王ザッハークが怪物アンドラゴラスの肉体を乗っ取って王都に完全降臨する地獄のような新章が熱すぎる!ここまでの戦記から、一気に怪奇ダークファンタジーへとシフトする展開に興奮が止まらない。
連載ペースが月刊なうえに、大規模な合戦シーンや各勢力の裏工作が何話にもわたってじっくり描かれるため、話の進展が遅く感じることがある。次の巻が出るまでに時間がかかるので、少しマンネリ感があるのが本音。
荒川先生のコミカライズは、原作小説の複雑な地名や歴史相関を、非常に読みやすくすっきりと再構成している点が素晴らしい。キャラクター一人一人の肉体的な説得力や、コミカルな日常描写も安定のハイクオリティ。
ヒルメス(銀仮面卿)の「自分の悲惨な過去に囚われて、パルスを徹底的に破壊しようとする復讐心」が、読んでいて暗すぎてしんどかった。自業自得な部分もあるけど、悪役の逆恨み的な暴走に少し引いてしまう。



