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葬送のフリーレン の感想と評価(良いところ、悪いところ)

葬送のフリーレン

葬送のフリーレン

著者: 山田鐘人/アベツカサ

連載: 週刊少年サンデー

ファンタジー冒険ドラマ

評価: 9.2/10

あらすじ

魔王を倒して冒険を終えた勇者一行。エルフである魔法使いフリーレンは、人間である仲間たちとは時間の流れを大きく異にする存在。勇者ヒンメルの死をきっかけに、自分が仲間たちのことを何も知らなかったことに気づいたフリーレンは“人を知る旅”に出る。旅の中で弟子を持ち、各地を巡りながら、過去と向き合い、人と人との繋がりや別れ、時間の儚さを深く描いていくファンタジー作品。

良い所

  • 主人公フリーレンの長寿という設定を活かした時間の流れの表現が非常に繊細で心に響いた。
  • 静かながらも深いドラマが展開され、キャラクターの心情が丁寧に描かれているのが魅力的。
  • 絵柄が綺麗で、特に風景や魔法の描写に繊細さを感じて世界観に引き込まれた。
  • 戦闘シーンだけでなく、日常や別れのシーンにも力が入っていて、感情移入しやすい。
  • 物語のペースがゆったりしているが、読むごとに味わいが増し、何度も読み返したくなる。

悪い所

  • 全体的にテンポが遅めなので、アクション重視の読者には物足りないと感じるかもしれない。
  • 話が静かなため、盛り上がりや派手な展開を期待すると退屈に感じる部分がある。
  • 主人公の感情表現が控えめで淡々としているので、感情移入が難しい場面もあった。
  • 一部の設定や過去話が分かりにくく、初見の人にはストーリーの理解が難しい箇所がある。
  • キャラクター数が多く、それぞれの背景が浅いので、もっと掘り下げてほしいと感じた。

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