レビュー著者: 漫画よしあし
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SAKAMOTO DAYS の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 「静止画なのに動いて見える」圧倒的なアクションの構図に度肝を抜かれました。コンビニにある日用品を駆使して戦う発想が面白く、ページをめくるたびに次はどんな動きを見せてくれるのかとワクワクが止まりません。
- 元最強の殺し屋なのに、今は「太った優しいお父さん」という坂本のギャップが最高です。家族との約束で「殺さない」という制約があるからこそ生まれる、知略を尽くした戦い方に鈴木先生のセンスを感じます。
- シンのエスパー能力を活かしたコンビネーションが絶妙で、バディものとしての面白さも満載です。坂本の強さが圧倒的すぎて安心感がある一方、現れる刺客たちも個性的で、バトルの緊張感が全く衰えません。
- シリアスな殺し屋の世界観と、ゆるいギャグのバランスが完璧です。ORDERのメンバーたちの圧倒的なカリスマ性にも惹かれますし、各キャラクターの背景にある「信念」がぶつかり合うシーンは最高に熱いです。
- 坂本の無口ながらも背中で語る格好良さと、奥さんや娘を心から愛するパパの顔が共存しているのが素晴らしいです。アクション漫画の新しい可能性を感じさせてくれる、今一番勢いのある最高に格好良い作品です。
悪い所
- 物語が進むにつれて「超能力バトル」のような展開が強まり、初期の泥臭い暗殺アクションの良さが少し薄れてしまった気がして残念でした。もう少し、生身の人間としての限界ギリギリの攻防が見たかったです。
- 敵組織の目的や背景が少しずつしか明かされないため、物語の大きな目的がどこにあるのか分かりにくい時期がありました。単発のバトルは面白いのですが、全体のストーリーラインにもっと深みが欲しかったです。
- 主人公の坂本が強すぎて、どんなに強い敵が出てきても緊張感が欠けてしまう不満がありました。負ける姿が見たくない一方で、もう少し彼を追い詰めるような、手に汗握るような展開も期待してしまいます。
- キャラクターの数が非常に多くなり、一部の人気キャラの出番に偏りがあるのが気になりました。せっかく魅力的な設定のキャラが多いので、もっと満遍なく彼らの活躍や過去を掘り下げてほしかったです。
- 作画の密度が凄まじい反面、戦闘中の状況を把握するのに時間がかかるコマがいくつかありました。躍動感は抜群なのですが、もう少し視覚的にスッキリとした構成の方が、バトルの凄さがより伝わった気がします。





