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応天の門 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

応天の門

応天の門

著者: 灰原薬

連載: 月刊コミック@バンチ

ミステリー歴史

評価: 9/10

あらすじ

平安時代、若き日の菅原道真は、学問の才と鋭い洞察力を持ちながらも、宮中の権力争いから距離を置いていた。ある日、右近衛府の在原業平から事件の相談を受け、渋々ながらも調査に乗り出す。都で起こる怪事件や陰謀を、道真は冷静な推理と知識で解き明かしていく。やがて二人は、平安京を揺るがす大きな陰謀の渦中へと足を踏み入れることになる。

良い所

  • 平安時代の風俗や文化描写が緻密で、歴史好きにはたまらない。
  • 菅原道真と在原業平の掛け合いが軽妙で読みやすい。
  • 事件のトリックや真相が巧妙で、推理物としての完成度が高い。
  • 作画が美麗で、衣装や建築の細部まで丁寧に描かれている。
  • 史実と創作のバランスが絶妙で、物語に厚みがある。

悪い所

  • 歴史用語や人物関係が多く、慣れるまで理解が難しい。
  • 展開がゆっくりで、テンポを求める読者には物足りない。
  • 推理部分が淡々としており、派手さを期待すると肩透かしを感じる。
  • 登場人物が多く、名前や役職を覚えるのに苦労する。
  • 史実を知らないと背景の深みを十分に味わえない場面がある。

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