レビュー著者: 漫画よしあし
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進撃の巨人 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
進撃の巨人
著者: 諫山創
連載: 別冊少年マガジン
評価: 9.2/10
あらすじ
巨人に支配された世界で、人類が壁の内側に追い込まれた状況から物語が始まるダークファンタジー。主人公エレンと仲間たちは、巨人の脅威と真実に迫りながら戦いを重ね、世界の構造そのものを揺さぶる。序盤のサバイバル要素から政治・歴史・思想の対立へと広がり、謎解きと戦争ドラマが並走する構成が特徴。残酷描写と希望の光が交錯し、物語が進むほど倫理的な問いが深くなる。長期連載を通じてスケールを大きくしながら、登場人物の決断の重さで読ませるシリーズ。戦闘の迫力と情報開示のテンポが緊張を支える。伏線の回収が物語の推進力になっている。勢力ごとの思想対立が読み味に厚みを与える。選択の重さが読後に残る。
良い所
- 絶望から謎へ視点が移る構成が巧く、世界の正体が明かされるたびに読後の意味が更新される。物語の温度差が刺激になる。読後に視点が反転する感覚がある。
- 戦闘の迫力だけでなく政治や思想が絡み、単純な善悪では割り切れない厚みがある。選択の痛みが残り、心が揺さぶられる。議論したくなる余地が残る。葛藤の層が厚い。
- 伏線の回収が細かく、早い段階の出来事が終盤で効いてくる快感が大きい。読み返しで視点が変わり、再読が楽しい。設計の巧さが浮き上がる。読み直しが報われる。
- 人物の選択が苛烈で、正解のない局面に向き合う緊張がページをめくる手を止めない。決断の重さが長く刺さる。迷いの描写が痛いほど刺さる。判断の重さが残る。
- 閉塞感の強い世界描写が読者の呼吸まで縛り、解放と反転の振れ幅が鮮烈。暗さの中に希望が見える瞬間が強い。反転の刺激で心拍が上がる。反転の衝撃が残る。
悪い所
- 凄惨な描写が多く、読むほど精神的な負荷が高い。明るい作風を求める人には厳しく、読後に重さが残りやすい。精神的に軽く読めない。覚悟が要る読後だ。
- 政治や歴史の説明が増える中盤以降は情報量が多く、整理しながら読まないと迷いやすい。用語の理解で立ち止まりやすい。内容の整理に手間が要る。把握に時間を取られる。
- 登場人物が増え、陣営の移動も多いため、連載間隔が空くと把握しづらい回がある。人物相関を追う負担が大きい。相関図が欲しくなる。追読の負担が大きい。
- 絶望的な展開が続き、感情の回復に時間が必要になる。救いの瞬間が少なく、気持ちが沈みがちになる。読後に気分が沈みやすい。読了後の回復に時間が要る。
- 戦闘と議論の比重が交互に揺れ、テンポが一時的に鈍く感じる巻がある。熱量の波で集中が切れる。緩急の波で集中が切れる。緩急に体力を使う。読後の余韻が重い。





