レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
エンゼルバンク ドラゴン桜外伝 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
エンゼルバンク ドラゴン桜外伝
著者: 三田紀房
連載: モーニング
評価: 8.3/10
あらすじ
龍山高校の英語教師として働いていた井野真々子。彼女は現状に満足できず、転職代理人の海老沢康生との出会いを機に、自らも転職代理人(キャリアアドバイザー)への転身を決意する!そこは、綺麗事がいっさい通用しない、人間の「市場価値」が冷徹に数値化されるシビアな世界だった。労働市場の仕組みや自分の価値の測り方、そして企業が求める真の人材とは。メディアやイメージに騙されず、今の仕事に悩むすべての社会人に「生き残るための武器」を授ける戦略的ビジネスドラマ。前作『ドラゴン桜』の精神を受け継ぎ、社会人のための「学び」と「成功」の極意を圧倒的な説得力で説き明かす、ビジネス漫画の決定版!
良い所
- 30代になり今後のキャリアに悩んでいた私にとって、この作品の言葉はどれも心に深く刺さりました。転職をリスクと考えず、自分の市場価値を客観的に見つめ直す大切さを教わった、人生の指針となる一冊です。
- 前作の『ドラゴン桜』が好きで読み始めましたが、社会人版の授業を受けているような感覚で本当に勉強になります!労働市場の裏側や企業側の本音が赤裸々に描かれていて、知的好奇心が刺激される最高のビジネス漫画です。
- 主人公の井野先生が、海老沢さんの厳しい教えに翻弄されながらも転職代理人として成長していく姿が最高に面白いです。一本筋の通ったロジックには圧倒的な説得力があり、読むたびに仕事へのモチベーションが爆上がりします。
- メディアのイメージに騙されず、現実を直視せよというメッセージに目が覚める思いがしました。自分を商品としてどう売るかという視点は、今の時代を生き抜くために不可欠。全社会人に読んでほしい、実益に満ちた大傑作です。
- 単なるお仕事漫画ではなく、人生の勝ち方を教えてくれる哲学書のような深みがあります。三田先生ならではの鋭い切り口とテンポの良い展開に引き込まれ、一気に全巻読破してしまいました。一生モノの価値がある名作ですね!
悪い所
- 三田先生特有の非常にクセのある絵柄に、最初はなかなか馴染めませんでした。内容が素晴らしいだけに、独特なデッサンやキャラクターの表情が気になってしまい、物語の世界観に没頭するまでに少し時間がかかりました。
- 徹底した経済合理性や市場価値に基づいたドライな考え方が主軸なので、読んでいて少し冷徹すぎると感じてしまいました。私のような感情論を大切にしたいタイプには、シビアな価値観を押し付けられるようで疲れました。
- 2000年代後半の連載作品ということもあり、SNSの活用やテレワーク普及後の最新の労働事情とは少しズレを感じる描写がありました。当時は画期的だったのでしょうが、今の時代の転職活動には直結しない部分も多いです。
- キャラクターのセリフが非常に多く、説明的なパートが長々と続くため、漫画としてのテンポが少し悪く感じられました。サクサクと読み進めたい時には情報量が多すぎて、文字を目で追うだけで精一杯になってしまいます。
- 登場人物たちが全員理屈っぽく、常に誰かが誰かに説教をしているような構成が鼻につく瞬間がありました。もっと登場人物たちのプライベートな悩みや、人間臭い感情のぶつかり合いをじっくり見たかったのが本音です。
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