レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
神様のバレー の感想と評価(良いところ、悪いところ)
神様のバレー
連載: 週刊漫画TIMES
ジャンル: バレーボール/頭脳戦・心理戦/青年マンガ/スポーツ
評価: 8.5/10
あらすじ
実業団バレーボールチーム<日村化成ガンマンズ>の優秀なアナリスト・阿月総一。彼は相手チームを徹底的に分析し、ベンチ外から監督に作戦を指示する“チームの黒幕”であった。全日本男子バレーボール監督の座を条件に、彼が引き受けた任務は、なんと万年地区予選1回戦敗退の弱小私立中学校男子バレー部を全国制覇させることだった!身体能力も経験も低い中学生たちを率いて、阿月は容赦のないデータ分析と相手の心理をえぐるえげつない戦術で、強豪校を次々と撃破していく。選手ではなく「アナリスト」が主人公という斬新な切り口で、コート外の頭脳戦と心理戦が繰り広げられる、痛快無比の下剋上・頭脳派スポーツ漫画が開幕!
良い所
- プレイヤーではなくアナリストを主人公にし、データと戦術で試合を支配する新しい切り口のスポーツ漫画として本当に面白いです。単なる根性論ではない、ベンチ同士の高度な心理戦に毎回ハラハラします!
- 身体能力の低い弱小中学バレー部を、主人公の阿月が圧倒的な頭脳と時にはえげつない策略で強豪校に勝たせていくジャイアントキリングの展開が痛快でたまりません。ページをめくる手が止まりません。
- 敵チームの選手や相手監督の思考もしっかりと描かれており、戦術の駆け引きがサスペンスのようにスリリングです。相手の心理的な弱点を徹底的に突く阿月の容赦のなさに痺れました。
- 『ハイキュー!!』などの王道スポーツ漫画とは全く違う、大人向けでリアルなバレーボールの戦術論が新鮮です。中学生たちが阿月の意図を理解して少しずつ成長していく姿にも感動させられます。
- 監督ではなくデータを分析するアナリストの存在感がこれほどまでに試合を左右するのかと驚きました。スポーツの奥深さと頭脳戦の面白さが見事に融合した、唯一無二の大傑作だと思います。
悪い所
- 主人公が選手を駒のように扱ったり、相手チームの弱点を徹底的に突く卑劣ともとれる戦術をとるため、純粋で爽やかな青春スポーツ漫画を求める私には、少し胸糞悪く感じてしまいました。
- 巻数が非常に多く、1つの試合の戦術や心理描写に多くのページを割くため、試合の展開が遅く感じてしまいます。単行本をまとめ読みしていると、少し間延びしていてテンポが悪いエピソードがありました。
- 青年誌特有の女性キャラクターのお色気描写(胸の強調など)が時折挟まるため、純粋にバレーボールの試合や頭脳戦を楽しみたい私にとっては、不必要でノイズに感じてしまう瞬間が多々ありました。
- 中学生の部活という設定の割に、阿月のアドバイスや戦術があまりにも高度すぎて、彼らがそれを完璧に実行できることに少しリアリティの欠如を感じてしまいます。少しご都合主義な気もします。
- 相手チームを徹底的に見下したり、心理的に追い詰める描写がエグいため、スポーツマンシップを重んじる人には全く合わない作品です。主人公の性格が歪みすぎていて、どうしても好きになれませんでした。
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