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平和の国の島崎へ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
平和の国の島崎へ
著者: 瀬下猛
連載: 週刊ヤングマガジン
評価: 9/10
あらすじ
かつて特殊部隊に所属し、数々の極秘任務を遂行してきた男・島崎真悟。長年の戦場生活を終え、日本での平穏な暮らしを求めて故郷へ戻る。しかし、戦場で培った鋭敏な感覚と戦闘能力は、平和な日常でも彼を放ってはおかない。地元で起こる事件や陰謀に巻き込まれながらも、島崎は自らの信念と技術を駆使して人々を守ろうとする。戦場帰りの男が「平和の国」で直面する現実と葛藤を描くサスペンスアクション。
良い所
- 戦場帰りの主人公の心理描写がリアルで、緊張感が途切れない。
- アクションシーンの迫力が圧倒的で、構図や動きの描写が巧み。
- 平和な日常と暴力的な過去の対比が物語に深みを与えている。
- 脇役にも個性があり、主人公との関係性が丁寧に描かれている。
- 社会的テーマを含みつつもエンタメ性が高く、読み応えがある。
悪い所
- 暴力描写が生々しく、苦手な人にはきつい場面が多い。
- シリアスな展開が続くため、軽い読み物を求める人には向かない。
- 専門用語や軍事描写が多く、知識がないと理解しづらい部分がある。
- 主人公が万能すぎて、緊張感が薄れる場面がある。
- 展開が重く、読後感が暗くなりがち。



