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3月のライオン の感想と評価(良いところ、悪いところ)

3月のライオン

3月のライオン

著者: 羽海野チカ

連載: ヤングアニマル

ヒューマンドラマ青春将棋心理

評価: 9.3/10

あらすじ

高校生の桐山零は幼い頃の辛い過去を抱えながらも将棋のプロ棋士として成長していく。彼を取り巻く家族や友人、対局相手たちの人生や心情も丁寧に描き、繊細な心理描写と人間ドラマが重層的に紡がれる作品。

良い所

  • 心理描写が非常に繊細で、登場人物の心の動きがリアルに伝わってくる。
  • 将棋の対局シーンだけでなく、日常の描写や人間関係の深さがとても魅力的で引き込まれた。
  • 主人公の成長物語として感動的で、何度も読み返したくなる重厚な作品だ。
  • 絵柄が美しく繊細で、キャラクターの表情から感情が伝わりやすいのが素晴らしい。
  • 物語が丁寧に作り込まれていて、将棋に詳しくなくても楽しめる普遍的な人間ドラマになっている。

悪い所

  • 物語のテンポがゆっくりで、じっくり読まないと理解しにくい部分がある。
  • 将棋に関する専門用語や対局の描写が多く、将棋を知らないと難しく感じることもあった。
  • 一部のエピソードが長引きすぎて、話の流れが散漫になっている印象を受けた。
  • 暗いテーマや重い心理描写が多く、気軽に読みたい人には少し重たく感じるかもしれない。
  • キャラクターの内面に深く入り込みすぎて、時にストーリーの進行が遅く感じる場面がある。

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