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逃げ上手の若君 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

逃げ上手の若君

逃げ上手の若君

著者: 松井優征

連載: 週刊少年ジャンプ

少年漫画歴史アクション戦記

評価: 9.5/10

あらすじ

時は鎌倉時代末期。北条家の若君・北条時行は、鎌倉幕府滅亡の混乱の中で一族を失い、命を狙われる立場となる。戦う力ではなく、逃げ延びる才覚を武器に、仲間たちと共に生き延びながら再起を図る。史実をベースにしつつも、松井優征らしいユーモアと緊張感が交錯する、新感覚の歴史活劇。

良い所

  • 史実をベースにしながらもテンポの良い展開で、歴史に詳しくなくても楽しめる。
  • 主人公の“逃げ”を戦術とする発想が斬新で、従来の戦記物とは一線を画している。
  • シリアスな戦乱の描写とコミカルな掛け合いのバランスが絶妙で読みやすい。
  • キャラクターの表情や動きが生き生きとしており、感情が伝わってくる。
  • 戦闘シーンの構図や演出が巧みで、緊迫感と爽快感を同時に味わえる。

悪い所

  • 歴史的背景や人物関係の説明が少なく、知識がないと理解しづらい部分がある。
  • ギャグのノリが合わないとシリアスとの落差が違和感になる。
  • 展開が早く、キャラクターの掘り下げが浅く感じる場面がある。
  • 史実との違いが多く、歴史物としてのリアリティを求めると物足りない。
  • 戦闘や逃走のパターンが似通ってきて、後半は新鮮味が薄れる巻もある。

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