レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ブラック・ラグーン の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ブラック・ラグーン
著者: 広江礼威
連載: 月刊サンデージェネックス
ジャンル: アクション
評価: 8.6/10
あらすじ
会社の書類を届けるだけのはずだった。日本の会社員・岡島緑郎は、南の海で銃を持った運び屋に襲われ、人質にされてしまう。ところが会社は、彼をあっさり切り捨てた。帰る場所をなくした彼は「ロック」と名乗り、東南アジアの犯罪都市ロアナプラで荒っぽい仕事を請け負う運び屋の一員になる。組むのは、銃の腕は一流なのに気の短いレヴィたち。撃ち合いと裏切りが日常の街で、ロックは少しずつ悪の流儀を身につけていく。悪党ばかりなのにどこか人間くさい面々、ハッピーエンドでは終わらない苦い結末、そして仲間うちの軽口ににじむ妙なあたたかさ。ふつうの勤め人が悪徳の街に染まりながら、それでも根っこのお人よしを捨てきれない。その危うい綱渡りから目が離せない、硝煙まみれの運び屋稼業!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 銃で撃ち合う女たちが本気で強い作品を探していて、気の短いヒロインにもつい惹かれてしまう人
- ハードボイルドな裏社会ものが好きで、ハッピーエンドで終わらない苦い結末もまるごと味わいたい人
- 普通の会社員が悪党たちに揉まれて、少しずつ裏の世界に染まっていく変化を見届けたい人
向いていない人
- 登場人物が次々と命を落とす展開がつらく、好きな人物にはできれば最後まで生き残ってほしい人
- 汚い言葉や荒っぽいセリフが多い作品より、落ち着いた言葉づかいの漫画のほうが心地よい人
- 現実味のある筋書きを大事にしていて、派手で現実離れしたアクションには入りこみにくい人
良い感想・レビュー
- 女が強い漫画は多いけれど、銃撃戦や殴り合いで本気で強い女たちをここまで描いた作品はほかに思いつかない。レヴィの短気さまで含めて、つい肩入れしてしまう。
- ハッピーエンドで終わらない苦い結末が続くのに、なぜか次の話も読みたくなります。裏社会をこんなにかっこよく、そして切なく描けるのかと驚きました。双子の話のやりきれなさも好きです。
- 普通の会社員だったロックが、悪徳の街にどんどん染まっていく。それでも根っこはお人よしのままというバランスがたまらなく面白い。悪党たちと組んで腕をふるっていく姿がかっこいい。
- 出てくる連中はみんなイカれているのに、人間くささや泥くささが残っているんですよね。ダークな世界なのに、悪党同士のチームに流れるあたたかさに惹かれて読み進めてしまいます。ダッチの言い回しも楽しいところ。
- テンポがよくて、撃ち合いの場面に躍動感がある。派手で現実離れした話だとわかっていても、スカッとするガンアクションなのでこれもありだと思えた。巻末のおまけまで笑えるのがうれしい。
悪い感想・レビュー
- 撃ち合いのたびに人がどんどん死んでいくので、ちょっと死にすぎだと感じた。話としては面白く読めただけに、そこだけはもう少し控えめでもよかったのではないか。
- 多少バイオレンスな描写はあっても、とても痛快な話です。ただ電子コミックで読むにはすこし読みづらく、展開の速さについていけず、置いていかれる感覚がありました。
- 銃撃戦のアクションシーンはかっこよくて、読んでいてドキドキする。それなのに、結局話の中身がいまいちつかめないまま読み終えてしまったのが心残りだ。
- とにかく汚い言葉が次々と飛びかうので、きれいな言葉づかいが好きな人にはきついと思います。暗くすさんだ世界に浸りたい気分のときなら、キレイ事ばかりでない感じが逆に合います。
- 合う合わないがはっきり分かれる作品だと思う。話そのものは面白く読み進めていても、ある場面で主人公が選んだ道がどうしても理解できないままだった。
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