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ふたりソロキャンプ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ふたりソロキャンプ
著者: 出端祐大
連載: モーニング/イブニング
評価: 8.3/10
あらすじ
孤独を愛するベテランソロキャンパー・樹乃倉巌は、キャンプ初心者の女子大生・草野雫と出会う。最初は迷惑に感じながらも、彼女にキャンプの基礎を教えることになり、二人は“ふたりでソロキャンプ”という奇妙な関係を築いていく。自然の中での実践的なキャンプ描写と、二人の距離が少しずつ縮まっていく人間ドラマが描かれる。
良い所
- キャンプの実用的な知識が豊富で、読んでいて勉強になった。
- 巌と雫の掛け合いがテンポ良く、笑いながら楽しめた。
- 自然描写が丁寧で、実際にキャンプに行きたくなる雰囲気があった。
- 雫の成長がしっかり描かれていて、読み進めるごとに応援したくなった。
- 料理シーンが美味しそうで、キャンプ飯の魅力が伝わってきた。
悪い所
- 恋愛要素の進展が遅く、じれったさを感じた。
- 同じようなキャンプのやり取りが繰り返され、マンネリ気味に思えた。
- 巌のキャラクターが頑固すぎて、時に読んでいて苛立った。
- 雫のドジっ子描写が過剰で、リアリティに欠ける場面があった。
- 大きなストーリーの山場が少なく、淡々と進む印象を受けた。




