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レビュー著者: 漫画よしあし
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魔王城でおやすみ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

魔王城でおやすみ

魔王城でおやすみ

著者: 熊之股鍵次

連載: 週刊少年サンデー

ジャンル: ファンタジー日常コメディ

評価: 8.4/10

あらすじ

魔王にさらわれた人間の姫・スヤリス。囚われの身となった彼女が魔王城でやることといえば……ただひたすらに「安眠」を追求することだった!熊之股鍵次が描く、魔物たちを巻き込んで繰り広げられる睡眠ファンタジーコメディ。姫の傍若無人な振る舞いに翻弄される魔物たちが可哀想で可愛くて、読んでいるとこちらまで幸せな眠気に誘われる脱力系ギャグの傑作。

良い所

  • 姫が安眠グッズを作るために魔物たちを容赦なく素材にする姿が面白すぎます。さらわれた設定なのに完全に姫が魔王城を支配していて、魔物たちの方が可哀想に見えてきます。
  • 魔王や十傑集など、本来なら恐ろしいはずの魔物たちがみんな優しくて過保護で、読んでいるととても癒やされます。優しい世界観のギャグ漫画です。
  • 「眠るため」という一つの目的だけでこれほどバリエーション豊かなギャグを展開できる作者の構成力に感心します。毎回安定して笑えます。
  • 姫のキャラクターデザインが可愛らしく、特に寝顔の破壊力が抜群です。読み終えた後に「自分もいい布団で寝たい」と思わせてくれる不思議な魅力があります。
  • 一話完結型でテンポが良く、難しいことを考えずに頭を空っぽにして楽しめるため、疲れている時のリフレッシュに最適な漫画です。

悪い所

  • 基本的に「姫が無茶をして魔物を巻き込みながら寝る」というワンパターンの展開が続くため、長巻を一気に読むと中だるみやマンネリを感じやすいです。
  • 姫の行動があまりにも自己中心的でサイコパスじみているため(魔物を殺して素材にする等)、コメディのノリだと割り切れないと少し不快感を感じてしまう読者もいるかもしれません。
  • 魔王と勇者の対決といったファンタジー本来のシリアスな展開やストーリーの起伏を期待して読むと、完全に肩透かしを食います。あくまでギャグ漫画です。
  • 勇者アキムの扱いが非常に不遇で、彼が登場するエピソードは少し可哀想になりすぎて素直に笑えないと感じる時期がありました。
  • ギャグの勢いは素晴らしいですが、姫の行動に対する「ツッコミ」のパターンが似通ってくるため、もう少し周囲のキャラクターのリアクションにバリエーションが欲しくなる時があります。

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