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レビュー著者: 漫画よしあし
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今日からCITY HUNTER の感想と評価(良いところ、悪いところ)

今日からCITY HUNTER

今日からCITY HUNTER

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著者: 北条司錦ソクラ

連載: 月刊コミックゼノン

ジャンル: 日常コメディアクション転生

評価: 8.8/10

あらすじ

冴羽獠を愛し続けて四半世紀の40歳独身OL、青山香。ある日、電車の跳ねられ事故に遭遇した彼女は、目を覚ますと女子高生の姿のまま、大好きな漫画『シティーハンター』の世界へと転生していた!新宿駅の黒板に『XYZ』と書き込み、ついに憧れの獠と香のコンビに出会うが、彼女の目的は獠を奪うことではなく、二人の『公式カップリング』を陰から見守り、悲劇の歴史から救うことだった。北条司の圧倒的な美形劇画タッチを脅威の再現度で描き出す錦ソクラの超絶作画。原作の裏事情や数々のエピソードを知るガチオタの視点から、獠たちの激闘をアシストする、愛とリスペクトに満ちた転生スピンオフの最高峰!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 原作への深い愛情を土台に、悲劇を回避していくファン目線の転生劇を楽しみたい人
  • 八〇年代の美形劇画と街並みを完全再現した作画に懐かしさを覚える人
  • 横取りせず原作の絆の成就を陰から見守る、慎ましい主人公に共感できる人

向いていない人

  • 元になった作品を知らず、内輪のノリに乗り切れないのが気になる人
  • 本筋がゆっくり進む構成より、軽快に話が動く展開を求める人
  • 都合よく物事が運ぶ転生ファンタジーの甘さに、冷めてしまいやすい人

良い感想・レビュー

  1. 俺、錦ソクラ先生の、北条司先生の全盛期の美形劇画や1980年代の新宿の街並みを完全に再現した超絶作画に度肝を抜かれた。画力の高さが本当に異次元で、当時のシティーハンターの空気が完璧に蘇っている。
  2. 主人公の香が「獠を横取りせず、原作の獠と槇村香(かおり)の絆の成就(XYZ)を陰から全力で見守るファンとしての姿勢」にガチで惚れた。原作への強い愛とリスペクトがあるから、読んでいて本当に好感が持てる。
  3. 原作ファンの知識を活かして、「この依頼人(ゲスト)の回はあの悲劇が起きるから、なんとか回避させよう」と裏で奔走するプロットが秀逸。ただのパロディじゃなく、極上のifストーリーとして本当に面白い。
  4. 海坊主(ファルコン)や冴子、実兄の槇村など、原作の人気キャラたちと17歳の女子高生として出会い、共に事件を解決していく多幸感がたまらない。昔からのファンにとっての、最高の夢の体験本。
  5. 18巻の香と獠の絆がさらに深まっていくエピソードや、原作の重大なターニングポイントを前に葛藤する主人公の心理描写にボロ泣きした。これだけ長く続いているのに、原作愛が一切ブレないのが本当に素晴らしい。

悪い感想・レビュー

  1. 『シティーハンター』の原作を読み込んでいないと、「この依頼人が誰なのか、あの時何が起きたのか」というオタクのノリについていけない。完全に当時のファンをターゲットに絞った、新規お断りな難しさ。
  2. 後期の作画は神がかって素晴らしいんだけど、最初の1〜3巻あたりの顔のデッサンや銃器の描き込みが、少し本家と比べて不安定なのが気になった。本家の圧倒的な美麗作画を期待して読むと、最初は少し気になる。
  3. 日常コメディや依頼解決のオムニバスが多いため、本筋のストーリー(元の世界への帰り方や、大きな歴史改変の結末)の進行が非常にゆっくりでじれったい。もっとサクサクとメインの謎を進めてほしいのが本音。
  4. 主人公が17歳の美少女の姿になって、「原作の危険な銃撃戦や裏社会の嫌がらせに一般人の女の子が都合よく巻き込まれて無傷で生き残る展開」に、少し冷めてしまった。もう少し、本家のようなシビアな死闘が見たい。
  5. 「原作オタクの女の子が転生して、大好きなヒーローたちに特別扱いされながらお世話される」という乙女ゲーム的な都合の良すぎる妄想ファンタジーに感じてしまい、少し僕には甘すぎて感情移入しきれなかった。

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