レビュー著者: 漫画よしあし
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今日からCITY HUNTER の感想と評価(良いところ、悪いところ)
今日からCITY HUNTER
連載: 月刊コミックゼノン
評価: 8.8/10
あらすじ
40歳の女性が事故で時間転移し、高校生の姿でシティーハンターの世界に入り込んでしまうという設定の公認スピンオフ漫画。北条司が監修し、錦ソクラが作画を担当。冴羽獠や槇村香など原作キャラとそのまま絡みながら、新キャラが自然に融合したオリジナルストーリーが展開される。原作のコマ割りやテンポを忠実に踏襲しており、シティーハンターファンには懐かしさと新しさを同時に楽しめる作品として高く支持されている。作者の北条司への深いリスペクトが随所に感じられ、「壮絶なシティーハンター愛」と評されるほどの再現力が魅力。原作未読者にも入口として機能する丁寧な作り。
良い所
- 名前だけの作品かと思っていたが読むとしっかりシティーハンターしていた。原作の絵柄やテンポ、コマ割りを忠実に再現しており、懐かしさと新しさが同時に楽しめる素晴らしい続編だと感じた。
- 壮絶なシティーハンター愛を感じる作品だ。北条先生並みに絵が上手いと思うし、冴羽獠を原作そのままに描こうというチャレンジに全力で応えていて、読んでいて胸が熱くなった。
- 中学生時代に原作を読んでいた世代として懐かしい場面が出てくるたびに感動した。30年経った今でもシティーハンターの世界に入り込める感覚が再現されていて、ありがとうと言いたくなる作品だ。
- 星5でも足りないくらい好きだ。新キャラが原作キャラと絡む展開が全く違和感なくて、パラレルワールド的な面白さがある。この年になって初めてマンガを読んで完全にドはまりしてしまった。
- 絵も上手いしすっとその世界に入り込めたような感じがする。原典ストーリーに新人物を絡めていくバランスが非常に良くて、原作へのリスペクトが随所に感じられる丁寧な作品だと思う。
悪い所
- シティーハンターファンには嬉しいが原作を知らない読者には設定の説明が少なくて入りにくいかもしれない。原作の知識があるほど楽しめる作品なので、完全に未読の状態で読むのは少しハードルがある。
- 原作ファンとして原作への思い入れが強いだけに、冴羽獠のキャラクターが自分のイメージと少し違って感じる場面があった。リスペクトは伝わるが、完璧な再現とはいかない部分も正直あった。
- 転生という設定自体が好みかどうかで評価が分かれると思う。シティーハンターという名作に転生という現代的な要素を組み合わせることへの違和感を最後まで拭えなかった読者も一定数いると感じる。
- 序盤は主人公の転生設定の説明が多くてシティーハンターとしての展開が本格化するまで少し待つ必要があった。原作ファンとしてはもっと早くリョウと香の掛け合いを見たかったと感じてしまった。
- 長期連載になるにつれてオリジナル展開が増えてきて、純粋なシティーハンターとしての魅力が薄れている気がする。原作の雰囲気を保ちながら続けるのは難しいのだろうが少し物足りなくなってきた。





