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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

こどものじかん の感想と評価(良いところ、悪いところ)

こどものじかん

こどものじかん

完結
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著者: 私屋カヲル

連載: COMIC HIGH!/コミックハイ!

ジャンル: 学園ドラマラブコメ

評価: 8.2/10

あらすじ

小学校の新米教師・青木大介が担任した3年1組には、ませた小3女子・九重りんがいた。「先生を好きにしちゃうよ」と宣言し、毎日アタックをかけてくるりんに翻弄されっぱなし。そこに親友のみんちゃんと黒まで加わって、3人がかりのドタバタ騒動は一向に収まらない。からかい、誤解、ヒヤヒヤなハプニングが連発する日々の中で、青木先生はどんな子でも見捨てないお兄さん的な先生を目指してもがき続ける。笑いが絶えない賑やかさの裏で、りんが抱える母を亡くした過去と複雑な家庭事情が、物語にじんわりとした切なさをにじませる。笑いと切なさが絶妙にまざり合う、全13巻の成長物語!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 可愛らしい絵柄の裏側で、子供が抱える闇やトラウマ、複雑な家庭環境を重厚に描く人間ドラマに強く惹かれる人
  • 純粋さと残酷さが同居する子供たちの姿から、教育や家庭環境への深い問題提起を読み取りたいと考える人
  • 倫理的に危うい題材を扱っていても、それ以上に人間ドラマとしての純粋な美しさを最後まで見届けたい人

向いていない人

  • 幼い子供を巡る恋愛的で際どい描写に、生理的な嫌悪感や倫理的な抵抗を強く感じ、設定自体を受け入れづらい人
  • 家庭環境の闇が深く、救いの薄い重苦しい絶望感が続く展開に精神的に疲弊してしまいやすい人
  • これだけ複雑な問題が綺麗にまとまりすぎる結末より、もっと現実的で違和感の少ない着地を求める人

良い感想・レビュー

  1. ロリコン漫画だと決めつけて開いた自分が恥ずかしい。子どもの心と家庭の事情に正面から踏み込んでいて、気づけば一気に全巻読みきってしまった。萌えの皮をかぶった教育漫画だと思う。
  2. りんが子どもらしく無邪気な顔と、大人顔負けで人を見透かす顔の二面性を抱えていて目が離せなかった。複雑な家庭で育った彼女を必死に理解しようとする青木先生に、何度も胸を掴まれた。
  3. 萌え漫画っぽい空気とは裏腹に、萌え絵の裏に家庭崩壊と学校現場のひずみが描かれている。教育の難しさをここまで生々しく見せられると、軽い気持ちで読んでいた自分が黙ってしまう。
  4. 教育現場の問題や葛藤の描き方がうまくて引き込まれた。ギャグとシリアスが最後まで崩れないから、重いテーマでも息が詰まらずに最後まで追えたんだと思う。
  5. ふざけた表紙とは違って中身は意外と真面目で、女が読んでもためになる一作。教師ではなくりんの目線から描かれる教育の難しさを突きつけてくる手応えがありました。

悪い感想・レビュー

  1. 最終的にやっぱりそうなるんだ、と肩を落とした。この先生はいつからそんな目で見ていたのかと問い詰めたくなるラストで、ずっと応援していたぶん裏切られた気分が残った。
  2. 小学生が性的な誘いをかけて、男性教師がドキドキしてしまう場面がどうしても苦手。先生の行動がたまに気持ち悪く見えて、そのたびに読む手が止まってしまった。
  3. 相手は小3なのに、青木先生がドギマギしすぎて頼りない。守る側の大人がこのドギマギだと、見ていて落ち着かず、応援する気持ちが何度も冷めてしまった。
  4. 妙に生々しくて、暗くて、重い。キャラの言動に思わず真顔になってしまう病的さがじわじわと出てきて、軽く楽しみたかった私には正直しんどい読み心地だった。
  5. なぜ対象が小学生と大人なのか、私は最後まで割り切れなかった。担任の先生が現実でこんな反応をしたらアウトだろうと、設定そのものに引っかかり続けてしまった。

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