レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
迷宮ブラックカンパニー の感想と評価(良いところ、悪いところ)
迷宮ブラックカンパニー
著者: 安村洋平
連載: 月刊コミックフラッパー
評価: 8.2/10
あらすじ
超高スペックなネオニートとして充実した生活を手にした二ノ宮キンジが、ある日突然異世界に召喚される。降り立った先は、迷宮採掘で巨利を得るブラック企業。低賃金・長時間労働・パワハラ上司という地獄の環境から、厚かましさと機転だけを武器に這い上がっていく姿を描く。「ブラック企業×異世界ファンタジー」という前代未聞の設定と、クズでありながら憎めない主人公のキャラが絶妙に噛み合い、テンポよく駆け抜ける展開が読む手を止めさせない。現実社会を風刺しながらも笑いが絶えず、伏線が積み重なる終盤は怒涛の回収劇が待ち受ける。全14巻完結のダンジョン社畜ファンタジー快作!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 労働や社会の理不尽を逆手に取った、皮肉とブラックユーモアの効いた異世界コメディを笑いたい人
- 清廉潔白な英雄ではなく、機転と屁理屈で難局を切り抜けるしたたかな主人公に痺れたい人
- 伏線がまとめて回収される快感と、サクサク読めるテンポの良さを兼ね備えた作品を一気読みしたい人
向いていない人
- 主人公に共感や正義感を求め、感情移入できるまっすぐで誠実な人物像を好んで読みたい人
- 重い描写やダークな展開を避け、終始ほのぼのした軽いノリのコメディだけを楽しみたい人
- 各話がきれいに完結する明快なオチや、王道の爽快感を最後まで一貫して期待して読みたい人
良い感想・レビュー
- ダンジョンをブラック企業として描くという発想、読み始めた瞬間「これは面白い!」とテンションが上がりました。誰も思いつかなかった設定の組み合わせに、最初から最後まで引き込まれっぱなしです。
- 主人公がもう清廉潔白とは真逆のキャラクターなんですが、それが逆に見ていて爽快でたまらないんです。腹黒さと機転で壁を突破していく姿に、いつの間にかこぶしを握っていました。
- テンポが抜群によくてとにかくサクサク読み進められます。次の展開が気になって止まれないタイプの漫画で、気づいたら一気に5巻分も読んでいたことが何度かありました。
- ワニベくんというサブキャラが本当に真面目で心優しくて、胡散臭い主人公とのコンビが絶妙な化学反応を起こします。ワニベくんが登場するシーンはいつもほっこりして、この子を見るだけで和みます。
- 序盤から仕込まれた伏線が終盤でまとめて回収される快感がすごかったです。胸の奥が熱くなる展開の連続で、「こんな繋がり方があったのか!」と何度も声が出そうになりました。
悪い感想・レビュー
- 設定はとても面白いんですが、各話のオチがなんとなく拍子抜けで消化不良になる回が少なくないんです。こんなにポテンシャルのある設定なのに、惜しいという気持ちが拭えませんでした。
- 主人公の行動原理が自己中心的すぎて、「ここまで下衆いと共感できないな」と感じる場面が結構ありました。主人公のゲスさが笑えるラインを超えてくる瞬間がつらいです。
- 序盤の「ブラック企業×異世界」という独自のノリが、巻を重ねるにつれ普通の異世界ファンタジーに近づいていくのが残念でした。最初の尖った雰囲気をずっと保ってほしかったです。
- カイジみたいな重くてダークな展開もあって、読む側にもそれなりの精神力が要るシーンが多いです。笑えるコメディだと思って読み始めたので、序盤の過酷な描写にだいぶ驚かされました。
- ギャグとして描かれているんですが、劣悪な労働環境の描写が現実とリンクして笑えない哀しさを感じる場面もありました。社畜経験のある人ほど、笑いながらも複雑な気持ちになると思います。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
ダンジョンをブラック企業として描くという発想、読み始めた瞬間「これは面白い!」とテンションが上がりました。誰も思いつかなかった設定の組み合わせに、最初から最後まで引き込まれっぱなしです。
設定はとても面白いんですが、各話のオチがなんとなく拍子抜けで消化不良になる回が少なくないんです。こんなにポテンシャルのある設定なのに、惜しいという気持ちが拭えませんでした。
主人公がもう清廉潔白とは真逆のキャラクターなんですが、それが逆に見ていて爽快でたまらないんです。腹黒さと機転で壁を突破していく姿に、いつの間にかこぶしを握っていました。
主人公の行動原理が自己中心的すぎて、「ここまで下衆いと共感できないな」と感じる場面が結構ありました。主人公のゲスさが笑えるラインを超えてくる瞬間がつらいです。
テンポが抜群によくてとにかくサクサク読み進められます。次の展開が気になって止まれないタイプの漫画で、気づいたら一気に5巻分も読んでいたことが何度かありました。
序盤の「ブラック企業×異世界」という独自のノリが、巻を重ねるにつれ普通の異世界ファンタジーに近づいていくのが残念でした。最初の尖った雰囲気をずっと保ってほしかったです。
ワニベくんというサブキャラが本当に真面目で心優しくて、胡散臭い主人公とのコンビが絶妙な化学反応を起こします。ワニベくんが登場するシーンはいつもほっこりして、この子を見るだけで和みます。
カイジみたいな重くてダークな展開もあって、読む側にもそれなりの精神力が要るシーンが多いです。笑えるコメディだと思って読み始めたので、序盤の過酷な描写にだいぶ驚かされました。
序盤から仕込まれた伏線が終盤でまとめて回収される快感がすごかったです。胸の奥が熱くなる展開の連続で、「こんな繋がり方があったのか!」と何度も声が出そうになりました。
ギャグとして描かれているんですが、劣悪な労働環境の描写が現実とリンクして笑えない哀しさを感じる場面もありました。社畜経験のある人ほど、笑いながらも複雑な気持ちになると思います。





