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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

春の嵐とモンスター の感想と評価(良いところ、悪いところ)

春の嵐とモンスター

春の嵐とモンスター

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著者: ミユキ蜜蜂

連載: 花とゆめ

ジャンル: 少女漫画ラブコメディ義姉弟学園

評価: 9/10

あらすじ

空気のように目立たず平穏に生きたい高校生の春野嵐子。だが、母親の再婚によって彼女の生活は激変する。新しく義弟になったのは、街で喧嘩を繰り返す美しくも凶暴な中学生の『モンスター』・天峰栢だった!嵐子にだけは『嵐ちゃんを独占したい』と猛烈に甘え、執着する栢の過保護な距離感と愛らしさ。嵐子に優しく近づくクラスメイトの南須を交え、狂暴な義弟と爽やかな同級生の間で揺れる、あまりに過激でピュアな三角関係。男の子の圧倒的な色気と、嵐子のコミュ障ツッコミのコメディセンスが光る。一度捕まったら二度と逃げ出せない、危険で愛おしい新世代義姉弟ラブコメディ!

良い所

  • 私は狂暴なモンスターの栢が、嵐ちゃんにだけは「独占したい」と本気で甘え倒す執着心にガチで射抜かれた。大型犬が全力で尻尾を振って甘えてくるような破壊的な可愛さに、読んでいて脳内麻薬がドバドバ出る。
  • 爽やかで完璧なヒーローの南須くんと、危険な野獣の栢との嵐子を巡るあまりに贅沢すぎる極上の三角関係に身悶えした。どちらのイケメンにも譲れない魅力があり、全女子が夢見る理想の恋愛バトルだと思う。
  • ミユキ蜜蜂先生の描く男の子たちの息をのむほど色気のある美形作画と、不器用な嵐子のコメディセンスのバランスが抜群。ただ甘いだけじゃなくて、テンポの良いギャグに声を出して笑えるのが最高に楽しい。
  • ただの恋愛ものじゃなく、「荒れていた栢が嵐子の温かい家族愛によって少しずつ人間らしい優しさを取り戻す過程」が本当に丁寧。10巻で嵐子が栢への嫉妬心を初めて自覚していく展開も甘酸っぱくて尊い。
  • 「誰とも深く関わりたくない」と冷めていた嵐子が、栢を守るために少しずつ周囲の輪に戻り、強くなっていく姿に感動。健気な彼女の成長をずっと応援したくなるし、二人の幸せな未来を絶対に見届けたい傑作。

悪い所

  • 少女漫画の王道だけど、親の再婚から始まる血の繋がらない「義姉弟もの」の同居設定が個人的には少し手垢がついていると感じた。多少はハラハラするけど、都合の良すぎるファンタジーに見えて冷めてしまう。
  • 栢のトラウマは理解できるけど、初期の街中で暴力を振るったり嵐子を脅したりする情緒不安定さが、私には少しイライラしてしまった。中学生にしては狂暴すぎるし、嵐子が可哀想で恋愛として応援しづらい。
  • 嵐子が自分の気持ち(栢への恋心)を自覚するまでに10巻近くかかり、同じようなすれ違いや栢の我儘で話が進展しない期間が長く感じられた。もう少しテンポよく二人の関係がステップアップして欲しいのが本音。
  • お節介で可愛らしい嵐子のクラスメイトの心羽(みはね)ちゃんの言動が、時々話をかき乱すあざといお邪魔キャラに見えてしまって少し苦手だった。もっと素直に嵐子と栢の二人のやり取りだけに集中したい。
  • 現実的に考えると、自分の母親が再婚して連れてきた中学生男子とこんな距離感になるか?と、どうしても一歩引いて見てしまう自分がいた。完全に10代の夢を詰め込んだ少女漫画の設定なので大人には少し重い。

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