レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
春の嵐とモンスター の感想と評価(良いところ、悪いところ)
春の嵐とモンスター
著者: ミユキ蜜蜂
連載: 花とゆめ
評価: 8.5/10
あらすじ
春野嵐子は、できるだけ他人と関わらず、空気のように生きていたいと願う高校一年生。しかし、母親の再婚によって、街中で人を平気で投げ飛ばすような危険な中学生・天峰栢(かや)と義理の姉弟として同居することになってしまう。日常を脅かすモンスターのような栢に振り回される嵐子だったが、彼が抱える複雑な事情や、時折見せる無垢で幼い一面に触れるうち、二人の関係は少しずつ変化していく。大ヒット作『なまいきざかり。』のミユキ蜜蜂が贈る、人と関わることを避けるぼっち女子と、危うくも純粋な愛情を向ける危険な年下男子の、予測不能な凸凹義姉弟ラブコメディ。不器用な二人が織りなす、ドキドキの青春ストーリーが開幕!
良い所
- 危険な義弟の栢くんが、嵐子ちゃんにだけ見せる無垢で幼い一面がとても可愛くて、読んでいて母性本能をくすぐられます!嵐子ちゃんの冷めた性格と栢くんの狂気的なギャップが最高に面白いです。
- なまいきざかりの作者ということで読み始めました。主人公の嵐子がネガティブながらも少しずつ変わっていく姿が愛おしいです。南須くんなどのサブキャラも魅力的で、今後の恋愛模様が気になります!
- ヒロインの健気さと素直さがとても良くて応援したくなります。キャラクターデザインが可愛らしく、栢くんの心の中の複雑な感情も丁寧に描かれていて、毎回ドキドキしながら夢中で読んでいます。
- 人と関わりたくない主人公と、暴力的だけど純粋な年下義弟という組み合わせが新鮮でした。距離感が絶妙で、お互いの気持ちが少しずつ変化していく過程が読んでいて本当に楽しくて癒されます。
- 少女漫画らしい王道な展開もありつつ、登場人物たちの心の弱さや優しさがリアルに描かれていて共感できました。独特なテンポで繰り広げられる二人のやり取りがツボにハマって、何度も読み返しています。
悪い所
- 栢くんの行動が暴力的すぎて、街中で人を投げ飛ばすような描写には少し引いてしまいました。現実離れした狂気的な愛情表現が多く、純粋なラブコメを期待して読むと怖くて共感できないかもしれません。
- 主人公の嵐子が序盤はかなりネガティブで、コミュニケーションを避ける態度に少しイライラしてしまいました。もう少し明るくて素直な性格だったら、もっとスムーズに物語を楽しめたのになと感じます。
- 文化祭編など、キャラクター同士の人間関係が少しドロドロしていて、軽い気持ちで読むには重たく感じました。少女漫画特有の複雑な展開が続くので、爽やかな青春ものを求めている人には不向きです。
- 栢くんの嵐子に対する執着が異常すぎて、少しストーカーのように見えてしまう瞬間がありました。ヒロインを独占しようとする重すぎる愛情表現が苦手な私には、読んでいて疲れてしまう部分がありました。
- 良くも悪くも少女漫画のテンプレのような展開が多く、王道すぎて先の展開が読めてしまうのが残念です。設定自体は面白いですが、もう少し驚きのあるストーリー展開や深みのある人間ドラマが欲しかったです。
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