レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
虫かぶり姫 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
虫かぶり姫
連載: 月刊コミックZERO-SUM
評価: 9/10
あらすじ
本が好きすぎて『虫かぶり姫』とあだ名される侯爵令嬢エリアーナ。彼女は王宮の書庫室に自由に出入りする代わりに、王太子クリストファーの形ばかりの婚約者となる。だが、それは形ばかりどころか、クリストファーの一途すぎる策略と愛によるものだった!本人は『いつか婚約破棄される』と勘違いしたまま、膨大な読書量から得た知識を駆使して、王国の食糧危機や外交問題、宮廷の陰謀を次々と解決していく。喜久田ゆい先生による、きらびやかで美しいドレスや宮殿の圧倒的ハイクオリティな作画。不器用で愛らしい本オタク姫と、溺愛が止まらない王太子の極上の勘違いロイヤルラブファンタジー!
読む前に確認したい相性
向いている人
- ヒロインを陰で全力で守る愛の重い相手の溺愛描写を、純粋に受け取ってキュンとできる人
- 本への愛情から積み重ねた知識を活かして難題を解決していく、知的なファンタジーの主人公が好きな人
- 邪魔者が徹底的に断罪されるスカッとする爽快感のある展開を楽しみながら読みたい人
向いていない人
- 自己肯定感の低い主人公がウジウジと悩み続ける展開を読むのがじれったくてストレスになる人
- 愛情表現が重すぎて独占欲の強い相手を純粋なロマンスとして受け取りにくく、少し怖く感じてしまう人
- 邪魔者が登場してヒロインが虐げられる展開が繰り返されると、精神的に疲れてしまう人
良い感想・レビュー
- 私は「お菓子を食べるように本を貪り、危機をすべて本から得たマニアックな知識だけで解決してしまう」エリアーナのポンコツさに大爆笑。本が好きすぎる彼女の一生懸命な姿が本当に健気で愛おしい。
- クリストファー殿下の、エリアーナが本に夢中で自分の愛に全く気づかないのをもどかしく思いつつも、全力で溺愛する過保護さが最高にニヤける。あんなイケメンに一途に想われるのは、全女子の憧れ。
- 喜久田ゆい先生の描く、華やかできらびやかな中世ヨーロッパ風のドレスや宮殿の調度品の圧倒的な作画クオリティが素晴らしい。エリーの赤面顔や仕草がとにかく可愛くて、どのページを開いても眼福。
- ただの恋愛ものじゃなく、「農作物の品種改良や、不平等条約の歴史的背景」を本から得た知恵で解決するお仕事要素が面白い。単なるお飾りヒロインじゃなく、知性で国を救うサクセスストーリーとしても秀逸。
- 最新10巻の、秋祭りでの他国の陰謀を本から得た文化知識で解決し、ついに殿下との絆をまた一つ深める展開に感動した。10巻まで来ても、絵の綺麗さと甘酸っぱいおバカコメディのキレが一切衰えなくて凄い。
悪い感想・レビュー
- エリアーナの恋愛に対する難聴・ポンコツっぷりが凄すぎて、何巻も全く恋人関係が進展しないじれったさに、僕は少しイライラした。殿下があれだけ愛を伝えているのだから、いい加減に気づいてほしい。
- 「エリーが本に没頭して難題を解決する → 殿下が裏で政治的にフォローして溺愛する」というお決まりの黄金パターンが毎巻続くため、一気読みするとマンネリを感じる。もう少し違うアプローチが欲しい。
- 宮廷の派閥争いや貿易の関税ルールなど、説明用のモノローグやテキスト量が非常に多く、活字だらけで読むのに疲れてしまう回があった。もう少しサクサクと、キャラクターの可愛い日常の掛け合いだけを見せてほしい。
- 「美人で、本を読んでいるだけで大国の王子から盲目的に溺愛され、国のすべてを任される」という都合の良すぎる乙女ゲーム的な妄想ファンタジーに感じてしまい、冷めた目の僕は感情移入しきれなかった。
- 時々描かれる、王宮のライバル令嬢たちによる陰湿な嫌がらせや嫌味のノリが、少女漫画の典型的なドロドロさで少し不快だった。せっかくの優しい読書日常ものなのだから、もっと平和な話だけが読みたい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
私は「お菓子を食べるように本を貪り、危機をすべて本から得たマニアックな知識だけで解決してしまう」エリアーナのポンコツさに大爆笑。本が好きすぎる彼女の一生懸命な姿が本当に健気で愛おしい。
エリアーナの恋愛に対する難聴・ポンコツっぷりが凄すぎて、何巻も全く恋人関係が進展しないじれったさに、僕は少しイライラした。殿下があれだけ愛を伝えているのだから、いい加減に気づいてほしい。
クリストファー殿下の、エリアーナが本に夢中で自分の愛に全く気づかないのをもどかしく思いつつも、全力で溺愛する過保護さが最高にニヤける。あんなイケメンに一途に想われるのは、全女子の憧れ。
「エリーが本に没頭して難題を解決する → 殿下が裏で政治的にフォローして溺愛する」というお決まりの黄金パターンが毎巻続くため、一気読みするとマンネリを感じる。もう少し違うアプローチが欲しい。
喜久田ゆい先生の描く、華やかできらびやかな中世ヨーロッパ風のドレスや宮殿の調度品の圧倒的な作画クオリティが素晴らしい。エリーの赤面顔や仕草がとにかく可愛くて、どのページを開いても眼福。
宮廷の派閥争いや貿易の関税ルールなど、説明用のモノローグやテキスト量が非常に多く、活字だらけで読むのに疲れてしまう回があった。もう少しサクサクと、キャラクターの可愛い日常の掛け合いだけを見せてほしい。
ただの恋愛ものじゃなく、「農作物の品種改良や、不平等条約の歴史的背景」を本から得た知恵で解決するお仕事要素が面白い。単なるお飾りヒロインじゃなく、知性で国を救うサクセスストーリーとしても秀逸。
「美人で、本を読んでいるだけで大国の王子から盲目的に溺愛され、国のすべてを任される」という都合の良すぎる乙女ゲーム的な妄想ファンタジーに感じてしまい、冷めた目の僕は感情移入しきれなかった。
最新10巻の、秋祭りでの他国の陰謀を本から得た文化知識で解決し、ついに殿下との絆をまた一つ深める展開に感動した。10巻まで来ても、絵の綺麗さと甘酸っぱいおバカコメディのキレが一切衰えなくて凄い。
時々描かれる、王宮のライバル令嬢たちによる陰湿な嫌がらせや嫌味のノリが、少女漫画の典型的なドロドロさで少し不快だった。せっかくの優しい読書日常ものなのだから、もっと平和な話だけが読みたい。





