レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ちるらん 新撰組鎮魂歌 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ちるらん 新撰組鎮魂歌
完結連載: 月刊コミックゼノン
評価: 9.1/10
あらすじ
幕末の京都、動乱の時代を自らの剣と信念だけで駆け抜けた、史上最強のヤンキー集団『新撰組』。のちに鬼の副長と恐れられる土方歳三を中心に、近藤勇、沖田総司、斎藤一ら、規格外の強さと個性を備えた漢たちの激闘を、圧倒的な熱量とスピード感で描き出す和風バトルアクション!トーンを極限まで廃し、飛び散るインクと執念の手描きで埋め尽くされた橋本エイジの凄まじい戦闘作画はまさに圧巻。芹沢鴨との内輪の粛清から、時代の荒波に抗いながら散りゆく隊員たちの魂の散り際の美学。2026年の世界共同制作による超大型実写ドラマ化でも話題騒然となった、幕末新撰組マンガの最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 信念を貫く漢たちの絆と、圧倒的熱量の剣劇にしびれたい人
- 執念の手描きで描かれる迫力の戦闘作画を堪能したい人
- 歴史を題材にした骨太なヤンキーバトルが好きな人
向いていない人
- 史実に忠実で重厚な歴史劇を期待している人
- 首や四肢が飛ぶ直接的な流血描写が苦手な人
- 派閥争いなど人間ドラマより常に派手な戦いだけを求める人
良い感想・レビュー
- 俺、新撰組の隊士たちを「信念を貫く最強のヤンキー」として再解釈したスタイリッシュな漢たちの絆と掛け合いにガチでシビれた。土方と近藤の、言葉にしなくても背中を預け合える関係性が本当に熱い。
- 橋本エイジ先生のトーンをほとんど使わず、執念の手描きの線だけで表現される大迫力の凄絶な剣劇作画に度肝を抜かれた。斬り合う瞬間のスピード感や、飛び散る返り血の生々しい臨場感が凄まじすぎる。
- ただの歴史バトルじゃない。「ちるらん(散りゆく美しさ)」というタイトルの通り、隊士たちの華々しくも悲壮な散り際にボロ泣きした。藤堂平助や山南敬助の最期は、武士の誇りに満ちていて胸が熱くなる。
- 2026年春に放送された山田裕貴さん主演、U-NEXTやHBO Maxによる世界配信の実写ドラマ版の圧倒的スケールのアクションに大興奮!原作の持つヤンキー的な熱さが完全に実写化されていて最高だった。
- 芹沢鴨との割れた粛清劇や、池田屋事件、油小路の変といった実在の歴史事件を独自の豪快な解釈でダイナミックに描く展開が素晴らしい。歴史を知っている読者でも、バトルのキレに毎回ゾクゾクさせられる。
悪い感想・レビュー
- キャラクターたちの髪型や服装が現代風のホストやヤンキーで、司馬遼太郎のような硬派でリアルな歴史劇を期待する僕には、設定が軽薄に見えて合わなかった。史実を大胆に改変しすぎているのが少し冷める。
- 戦闘中の首が飛び四肢が切断されるような、かなり凄惨で直接的なバイオレンス描写が多すぎて、私には少しキツかった。いくら命がけの戦いとはいえ、血飛沫の多さにちょっと引いてしまう瞬間がある。
- 全36巻と非常に長編なのもあって、新撰組内部の派閥争や、京都での細かな小競り合いのパートが長く中だるみを感じた。早く歴史が動く戊辰戦争や、五稜郭での土方の最後の決戦を見せてほしくて焦れた。
- 後半の戦争編になるにつれて、大砲や銃器といった近代兵器の導入により、初期の剣と剣がバチバチにぶつかり合う近接格闘の面白さが薄れてしまった。仕方ないが、やっぱり泥臭い剣術戦が見たかったのが本音。
- 土方歳三が「最強の鬼」として完璧に描かれすぎていて、何でも自分の力で解決してしまうチート感が少し気になった。もう少し彼がボロボロに傷つき、泥をすすりながら足掻くような弱さや葛藤が見たかった。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、新撰組の隊士たちを「信念を貫く最強のヤンキー」として再解釈したスタイリッシュな漢たちの絆と掛け合いにガチでシビれた。土方と近藤の、言葉にしなくても背中を預け合える関係性が本当に熱い。
キャラクターたちの髪型や服装が現代風のホストやヤンキーで、司馬遼太郎のような硬派でリアルな歴史劇を期待する僕には、設定が軽薄に見えて合わなかった。史実を大胆に改変しすぎているのが少し冷める。
橋本エイジ先生のトーンをほとんど使わず、執念の手描きの線だけで表現される大迫力の凄絶な剣劇作画に度肝を抜かれた。斬り合う瞬間のスピード感や、飛び散る返り血の生々しい臨場感が凄まじすぎる。
戦闘中の首が飛び四肢が切断されるような、かなり凄惨で直接的なバイオレンス描写が多すぎて、私には少しキツかった。いくら命がけの戦いとはいえ、血飛沫の多さにちょっと引いてしまう瞬間がある。
ただの歴史バトルじゃない。「ちるらん(散りゆく美しさ)」というタイトルの通り、隊士たちの華々しくも悲壮な散り際にボロ泣きした。藤堂平助や山南敬助の最期は、武士の誇りに満ちていて胸が熱くなる。
全36巻と非常に長編なのもあって、新撰組内部の派閥争や、京都での細かな小競り合いのパートが長く中だるみを感じた。早く歴史が動く戊辰戦争や、五稜郭での土方の最後の決戦を見せてほしくて焦れた。
2026年春に放送された山田裕貴さん主演、U-NEXTやHBO Maxによる世界配信の実写ドラマ版の圧倒的スケールのアクションに大興奮!原作の持つヤンキー的な熱さが完全に実写化されていて最高だった。
後半の戦争編になるにつれて、大砲や銃器といった近代兵器の導入により、初期の剣と剣がバチバチにぶつかり合う近接格闘の面白さが薄れてしまった。仕方ないが、やっぱり泥臭い剣術戦が見たかったのが本音。
芹沢鴨との割れた粛清劇や、池田屋事件、油小路の変といった実在の歴史事件を独自の豪快な解釈でダイナミックに描く展開が素晴らしい。歴史を知っている読者でも、バトルのキレに毎回ゾクゾクさせられる。
土方歳三が「最強の鬼」として完璧に描かれすぎていて、何でも自分の力で解決してしまうチート感が少し気になった。もう少し彼がボロボロに傷つき、泥をすすりながら足掻くような弱さや葛藤が見たかった。





