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ちるらん 新撰組鎮魂歌 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ちるらん 新撰組鎮魂歌

ちるらん 新撰組鎮魂歌

著者: 梅村真也/橋本エイジ

連載: 月刊コミックゼノン

アクション歴史

評価: 8.8/10

あらすじ

幕末、動乱の京都。己の信念と剣だけを頼りに集った男たちが、新撰組として名を馳せていく。土方歳三、沖田総司、近藤勇ら実在の隊士たちが、血と誇りを懸けて戦う姿を、史実をベースにしながらも大胆なアレンジと迫力あるアクションで描く。剣戟の迫力、仲間との絆、そして時代に翻弄される男たちの生き様が、熱くも切なく綴られる新撰組群像劇。

良い所

  • 剣戟シーンの迫力が圧倒的で、斬撃のスピードや重みが紙面から伝わってくる。
  • 史実をベースにしつつキャラクターの個性が際立っており、人物像に深みがある。
  • 土方や沖田など有名隊士の人間臭さや葛藤が丁寧に描かれていて感情移入できる。
  • 作画の緻密さが際立ち、特に刀や衣装の描き込みが美しい。
  • シリアスな展開の中に時折挟まれる軽妙なやり取りが緊張感を和らげ、読みやすい。

悪い所

  • 流血や残酷な描写が多く、人によっては読むのが辛く感じる。
  • 史実からの改変が大胆で、歴史的正確さを重視する読者には合わない部分がある。
  • 登場人物が多く、名前や立場を覚えるのに時間がかかる。
  • 戦闘シーンが長く続く巻では物語の進行が遅く感じられる。
  • 女性キャラクターの描写がやや類型的で、物語上の役割が限定的に見える。

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