最終更新日:
老女的少女ひなたちゃん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
老女的少女ひなたちゃん
著者: 桑佳あさ
連載: 月刊コミックゼノン
評価: 9/10
あらすじ
88歳で天寿を全うしたおばあちゃんが、なぜか記憶を持ったまま幼稚園児・ひなたとして転生。縁側でお茶をたしなみ、漬物を愛し、方言混じりの口調で周囲を驚かせる。現代の子どもとしての生活と、前世の知恵や経験が交錯する日々の中で、家族や友人、そして“生まれ変わった理由”に向き合っていく。笑いと温かさ、時に切なさが詰まったノスタルジック・コメディ。
良い所
- おばあちゃんの知恵や価値観が現代の子ども生活に溶け込む様子がユーモラスで温かい。
- キャラクター同士の掛け合いが自然で、読んでいてほっこりする。
- 田舎の風景や季節の行事など、日本の原風景が丁寧に描かれていて懐かしさを感じる。
- 笑いの中に人生観や家族愛がしっかりと描かれており、心に残るエピソードが多い。
- 転生設定を活かしたストーリー展開が新鮮で、最後まで飽きずに読める。
悪い所
- 大きな事件やドラマチックな展開は少なく、物語の起伏を求めると物足りない。
- 方言や昭和的な価値観が多く、若い読者には馴染みにくい部分がある。
- 日常描写が中心で、ストーリーの進行がゆっくりに感じる巻もある。
- ギャグややり取りが似たパターンになることがあり、マンネリ感を覚えることがある。
- 転生の理由や設定の掘り下げが浅く、ファンタジー要素を期待すると肩透かしを受ける。





