レビュー著者: 漫画よしあし
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ローカル女子の遠吠え の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 静岡県民なら120%共感できる「あるあるネタ」の嵐に、終始爆笑してしまいました。他県の人でも、地方独特の空気感や、東京とのギャップに戸惑う主人公の姿に、思わず頷いてしまう面白さがあります。
- りん子の毒舌混じりのツッコミが非常にキレていて、日常の些細な不満を代弁してくれるスカッとする感覚があります。瀬戸口先生の描くキャラクターたちの掛け合いがテンポ良く、サクサク読み進められました。
- 地元愛に溢れながらも、決して綺麗事だけではない「地方生活の現実」をシニカルに描いている点が素晴らしいです。名産品や観光地の紹介も具体的で、読み終わった後は静岡に行きたくなる魅力があります。
- 4コマ漫画として非常に高い完成度で、オチの付け方がいつも秀逸です。ちょっとした仕事の悩みや人間関係の悩みも織り交ぜられていて、アラサー女子のリアルな生き様が投影されているのが共感ポイントです。
- サブキャラクターたちがみんな愛すべき変人ばかりで、彼らとの交流にいつも癒やされています。「どこに住んでいても楽しく生きられる」というメッセージがさりげなく伝わってくる、温かい一冊です。
悪い所
- 静岡のローカルネタに特化しすぎているため、その地域に馴染みがない人には理解できないネタがいくつかありました。注釈もありますが、内輪ノリのような空気感を感じてしまう瞬間があったのが残念です。
- ギャグのトーンが常に一定で、物語としての大きな盛り上がりや変化には欠ける印象を受けました。日常系4コマとしては安定していますが、もっとドラマチックなストーリー展開を求めている人には向きません。
- りん子の毒舌が時折少しきつすぎて、読んでいて少し不快に感じてしまうことがありました。キャラクターの個性ではありますが、もう少し彼女の可愛らしい部分や素直な部分も見たかったなというのが本音です。
- 掲載期間が長いためか、最近の巻ではネタ切れ感というかマンネリ化を感じるエピソードがありました。もっと新しいキャラクターの登場や、静岡以外の地域との交流などの変化を期待してしまいます。
- 画風がかなりシンプルで記号的なため、背景や小物の描写にもっとリアリティが欲しかったと感じる場面がありました。ローカルネタが売りなので、その土地の風景をもっと詳細に描いてほしかったです。





