レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
野原ひろし 昼メシの流儀 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
野原ひろし 昼メシの流儀
連載: 月刊まんがタウン
評価: 7.2/10
あらすじ
大人気国民的漫画『クレヨンしんちゃん』の頼れる父親にして、双葉商事の係長・野原ひろし。これは、そんな彼が日々サラリーマンとして激務をこなす中で、一日の最大のオアシスである「お昼ご飯」に命を懸ける姿を描いた、異色のグルメスピンオフコメディ! 自由に使えるお小遣いに制限がある中で、ひろしは限られた昼休みの1時間に、どこで何を食べるべきか脳内で凄まじい葛藤と心理戦を繰り広げる。カツカレー、牛丼、ラーメンに餃子、ケバブなど、サラリーマンの胃袋を満たす安くて旨い庶民派メニューの数々。仕事に追われる世のすべての戦うサラリーマンたちに贈る、お腹が空いてクスッと笑える男のランチ賛歌!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 一人飯のマニアックな脳内葛藤とシュールな笑いを楽しみながら、気楽に読めるグルメコメディが好きな人
- カツカレーやラーメンなど庶民的な定番メニューのシズル感と、お気楽なサラリーマン観察を楽しめる人
- ネット上のミームや独特な顔芸ギャグとして広く楽しまれているノリが肌に合う人
向いていない人
- 「孤独のグルメ」とそっくりな構成と演出に、後発コンテンツとしての既視感や物足りなさを感じる人
- 本家キャラのイメージとかけ離れた独白モノローグを見て、強い解釈違いを感じてしまう人
- 料理描写の細かさや食のこだわりが不足していると感じ、グルメ漫画として物足りない人
良い感想・レビュー
- お小遣いに制限のある普通のサラリーマンが、1時間の昼休みにどれだけ旨い飯を食うかというランチ選びのリアルな心理戦に強く共感した。安くて庶民的なメニューばかりなのが親しみやすくて大満足だ。
- 塚原先生の描く、カツカレーやラーメンといった定番の料理のしずる感や食べっぷりが本当に美味しそうで胃袋を刺激される。ひろしが本当に幸せそうに頬張る表情を見ているだけで、不思議と元気が貰える。
- 1話完結のオムニバス形式なので、仕事で疲れた日などの夜にお酒を呑みながらお気楽に読むのに本当に最適だ。面倒なトラブルや重い長編ドラマがなく、ひたすらお気楽な食事シーンだけに安心して浸れる。
- 「カツカレーのカツをどのタイミングで食べるか」といった、細かなマニアックな脳内葛藤が面白い。サラリーマンなら誰もが一度は考えたことのある細部へのこだわりを代弁してくれていて、毎回とても和む。
- DLE制作のアニメ版でのシュールなテンポのギャグなど、作品をネットミームコメディとして楽しんでいる。お腹を空かせるグルメ漫画としての枠を超え、一つのコミカルな娯楽作として非常に面白い。
悪い感想・レビュー
- 本家のお調子者なお父さんとは別人のキザな独白が多く、ひろしとしての強烈な解釈違いにひどく落胆した。家族への言及も皆無で、自分を野原ひろしだと思い込んでいる無関係の一般人にしか見えない。
- 店選びやモノローグの構成など、あらゆる表現が名作「孤独のグルメ」の劣化コピーのように感じられて白けてしまった。ひろしのネームバリューを使って人気作をそっくり真似ている商業主義的な意図が見える。
- 本家『クレヨンしんちゃん』のポップで丸っこい優しい絵柄と大きく異なる、劇画調の妙なリアル絵柄が不快で馴染めなかった。ひろしが飯を食いながら見せる不気味な顔芸ギャグのノリも私にはかなり合わない。
- 料理自体の細かな美味しさの解説や、お店選びの独自の切り口があまり感じられず、グルメマンガとしての掘り下げが浅い。ただひろしが大袈裟なリアクションで飯を食っているだけに見えて、すぐに飽きる。
- 毎回の展開が「店に入る→脳内で五郎風の語りをする→驚く顔で食べる」という固定パターンなので、巻を重ねるとさすがにワンパターンで退屈だ。もうちょっとストーリー性やひろし独自の面白さが欲しい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
お小遣いに制限のある普通のサラリーマンが、1時間の昼休みにどれだけ旨い飯を食うかというランチ選びのリアルな心理戦に強く共感した。安くて庶民的なメニューばかりなのが親しみやすくて大満足だ。
本家のお調子者なお父さんとは別人のキザな独白が多く、ひろしとしての強烈な解釈違いにひどく落胆した。家族への言及も皆無で、自分を野原ひろしだと思い込んでいる無関係の一般人にしか見えない。
塚原先生の描く、カツカレーやラーメンといった定番の料理のしずる感や食べっぷりが本当に美味しそうで胃袋を刺激される。ひろしが本当に幸せそうに頬張る表情を見ているだけで、不思議と元気が貰える。
店選びやモノローグの構成など、あらゆる表現が名作「孤独のグルメ」の劣化コピーのように感じられて白けてしまった。ひろしのネームバリューを使って人気作をそっくり真似ている商業主義的な意図が見える。
1話完結のオムニバス形式なので、仕事で疲れた日などの夜にお酒を呑みながらお気楽に読むのに本当に最適だ。面倒なトラブルや重い長編ドラマがなく、ひたすらお気楽な食事シーンだけに安心して浸れる。
本家『クレヨンしんちゃん』のポップで丸っこい優しい絵柄と大きく異なる、劇画調の妙なリアル絵柄が不快で馴染めなかった。ひろしが飯を食いながら見せる不気味な顔芸ギャグのノリも私にはかなり合わない。
「カツカレーのカツをどのタイミングで食べるか」といった、細かなマニアックな脳内葛藤が面白い。サラリーマンなら誰もが一度は考えたことのある細部へのこだわりを代弁してくれていて、毎回とても和む。
料理自体の細かな美味しさの解説や、お店選びの独自の切り口があまり感じられず、グルメマンガとしての掘り下げが浅い。ただひろしが大袈裟なリアクションで飯を食っているだけに見えて、すぐに飽きる。
DLE制作のアニメ版でのシュールなテンポのギャグなど、作品をネットミームコメディとして楽しんでいる。お腹を空かせるグルメ漫画としての枠を超え、一つのコミカルな娯楽作として非常に面白い。
毎回の展開が「店に入る→脳内で五郎風の語りをする→驚く顔で食べる」という固定パターンなので、巻を重ねるとさすがにワンパターンで退屈だ。もうちょっとストーリー性やひろし独自の面白さが欲しい。





