レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ケンガンオメガ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ケンガンオメガ
著者: だろめおん/サンドロビッチ・ヤバ子
連載: マンガワン/裏サンデー
評価: 9/10
あらすじ
企業の代理人たちが巨額の利権を賭けて素手で戦う『拳願仕合(けんがんじあい)』。前作のトーナメントから2年後、裏格闘界の伝説プロデューサーとなった山下一夫の前に現れた、実力不足ながら不敵に闘技者を目指す成島光我と、十鬼蛇王馬に瓜二つの謎の少年・臥王龍鬼。二人の出会いから、再び欲望と血がたぎる新たな戦いの火蓋が切って落とされる!王馬の衝撃の復活、そして世界の裏で暗躍する巨大組織『蟲(むし)』との全面戦争。肉体美の限界に挑むだろめおんの圧倒的画力で描かれるリアルな格闘理論と、弱者が地道な特訓で這い上がる王道の熱さ。前作を凌駕するスケールで贈る、男たちの格闘サクセスバトルの最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 口だけだった未熟な若者が地道な修行を重ねて這い上がる泥臭い王道の成長劇に胸を熱くできる人
- 前作のレジェンド勢が新ルールで再び大暴れする胸熱な展開やお祭り感を心待ちにできる人
- 関節技や打撃理論をベースにした躍動感ある格闘描写と、戦術で読み合う心理戦を味わいたい人
向いていない人
- 新世代より旧世代の強キャラの活躍に主役が食われる主人公の存在感の薄れが気になる人
- 超常的な存在の登場で戦闘がインフレし、格闘技としてのリアリティが薄まるのを残念に思う人
- 前作の大きな謎が本作の序盤であっさり明かされるため、シリーズを発表順に楽しみたい人
良い感想・レビュー
- 俺は新主人公の成島光我が、最初は口だけの未熟者だったところから、地道に特訓を重ねて一歩ずつ強くなっていく泥臭い成長劇にガチで惚れた。前作とは違う、弱者が這い上がる王道の熱さが堪らない。
- 前作のレジェンド達の再登場が胸熱すぎる!特に山下一夫が「伝説の敏腕プロデューサー」として周囲から勝手に覇気を感じ取られ、評価が爆上がりしていく勘違いギャグのノリが最高に面白くて大好き。
- だろめおん先生の描く筋肉や骨格の躍動感あふれる肉体美と、現実の関節技や打撃論をベースにしたリアルな格闘描写が凄まじい。技の説得力が段違いだから、一コマ一コマに宿る緊迫感に痺れまくる。
- 王馬が復活したあのシーンは震えた。前作からのファンへのファンサービスや伏線回収がとにかく丁寧で、ガオランや若槻などの懐かしの面々が新しいルールの試合で大暴れする姿をまた見られて本当に感動。
- 「願流遊戯」などの新トーナメントは、誰が勝つか最後まで本当に読めない心理戦と駆け引きがあってまじで面白い。単なるパワーインフレに頼らない、格闘技の相性を突き詰めた戦術戦のキレが最高だ。
悪い感想・レビュー
- 前作のキャラたちが強すぎて、新主人公である光我や龍鬼の存在感が中盤からかすんでしまったのが寂しい。おなじみのレジェンドが戦っているパートのほうが盛り上がるから、主人公への感情移入が難しい。
- 黒幕組織の「蟲(むし)」や常識外れの強さを持つ「繋がる者(申武龍)」が出てきてから、戦闘のインフレが激化して格闘技としてのリアリティが薄れた。何でもありの異能バトルっぽくなって少し冷めた。
- 前作『ケンガンアシュラ』の結末に直結する、王馬の生死にまつわる最大の伏線が序盤から普通に明かされてしまう。本作から読むと、前作のめちゃくちゃ面白いハラハラ感が完全に台無しになるので要注意。
- 一部の魅力的な敵キャラが、ストーリーの都合であっさり退場させられたり小物化したりする展開にがっかりした。せっかく不気味で強そうだったのに、ポイ捨てされるような扱いはファンとして悲しい。
- 設定説明や組織間の政治的な会話シーンが多く、初期のストリート格闘のようなシンプルな「殴り合いの興奮」が減ったのが残念。もっとサクサク試合を進めて、キャラのバトルだけを見せて欲しいのが本音。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺は新主人公の成島光我が、最初は口だけの未熟者だったところから、地道に特訓を重ねて一歩ずつ強くなっていく泥臭い成長劇にガチで惚れた。前作とは違う、弱者が這い上がる王道の熱さが堪らない。
前作のキャラたちが強すぎて、新主人公である光我や龍鬼の存在感が中盤からかすんでしまったのが寂しい。おなじみのレジェンドが戦っているパートのほうが盛り上がるから、主人公への感情移入が難しい。
前作のレジェンド達の再登場が胸熱すぎる!特に山下一夫が「伝説の敏腕プロデューサー」として周囲から勝手に覇気を感じ取られ、評価が爆上がりしていく勘違いギャグのノリが最高に面白くて大好き。
黒幕組織の「蟲(むし)」や常識外れの強さを持つ「繋がる者(申武龍)」が出てきてから、戦闘のインフレが激化して格闘技としてのリアリティが薄れた。何でもありの異能バトルっぽくなって少し冷めた。
だろめおん先生の描く筋肉や骨格の躍動感あふれる肉体美と、現実の関節技や打撃論をベースにしたリアルな格闘描写が凄まじい。技の説得力が段違いだから、一コマ一コマに宿る緊迫感に痺れまくる。
前作『ケンガンアシュラ』の結末に直結する、王馬の生死にまつわる最大の伏線が序盤から普通に明かされてしまう。本作から読むと、前作のめちゃくちゃ面白いハラハラ感が完全に台無しになるので要注意。
王馬が復活したあのシーンは震えた。前作からのファンへのファンサービスや伏線回収がとにかく丁寧で、ガオランや若槻などの懐かしの面々が新しいルールの試合で大暴れする姿をまた見られて本当に感動。
一部の魅力的な敵キャラが、ストーリーの都合であっさり退場させられたり小物化したりする展開にがっかりした。せっかく不気味で強そうだったのに、ポイ捨てされるような扱いはファンとして悲しい。
「願流遊戯」などの新トーナメントは、誰が勝つか最後まで本当に読めない心理戦と駆け引きがあってまじで面白い。単なるパワーインフレに頼らない、格闘技の相性を突き詰めた戦術戦のキレが最高だ。
設定説明や組織間の政治的な会話シーンが多く、初期のストリート格闘のようなシンプルな「殴り合いの興奮」が減ったのが残念。もっとサクサク試合を進めて、キャラのバトルだけを見せて欲しいのが本音。





