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陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!! の感想と評価(良いところ、悪いところ)

陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!

陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!

著者: にわのまこと

連載: 週刊少年ジャンプ

ジャンル: 格闘技アクション

評価: 8.3/10

あらすじ

伝説の古武術「陣内流柔術」。その継承者・真島零は、世界最強を目指して、空手、柔道、ムエタイなど、あらゆる格闘技の強豪たちに挑む!にわのまことが圧倒的な熱量で描き出す、本格格闘バトル漫画。打撃、投げ、関節技を織り交ぜた陣内流の奥深さと、死闘の果てに成長していく真島の姿。90年代ジャンプを沸かせた、熱き武闘伝が今、ここに蘇る!

良い所

  • 打撃・投げ・関節技をミックスした「陣内流」の格闘描写がとにかく熱い!作者の格闘技への深い造詣が技の一つ一つに説得力を与えていて、まるで本物の試合を見ているようなダイナミズムと興奮を味わえます。
  • 主人公・真島零の「底抜けの明るさと、戦いに対する真摯な姿勢」が最高に魅力的です。修行を通じて肉体も精神もタフに進化していく王道の成長ドラマに、少年漫画の醍醐味がすべて詰まっていると感じました。
  • 「鉄菱」などのオリジナル必殺技のビジュアルが格好良く、当時の読者が思わずマネしたくなるような中毒性があります。ギャグのノリも軽快で、シリアスな死闘とのメリハリがしっかり効いているので飽きません。
  • 多種多様な格闘家たちが登場し、「異なる流派の強さをどう攻略するか」という戦術的面白さがあります。陣内流が現代の総合格闘技を先取りしたような万能な強さを見せる展開は、格闘技ファンには堪りません。
  • 因縁のライバルや裏社会の陰謀など、バリエーション豊かなストーリー展開が物語を引き立てます。打ち切りなのが信じられないほど、キャラクターの熱量が凄まじく、今読んでも全く色あせない情熱が溢れています。

悪い所

  • 物語が佳境に入ったところで突然の終了(打ち切り)となってしまったため、結末の消化不良感がどうしても残ります。もっと強敵との決着や、陣内流の真髄を極めるまでの過程をじっくり見届けたかったのが本音です。
  • 90年代の作品ということもあり、作画やギャグのノリに時代を感じてしまう部分があるかもしれません。今の洗練された絵柄に慣れている読者には、少し泥臭すぎる、あるいは古いと感じる瞬間がある気がします。
  • 主人公が強すぎて、時折バトルの緊張感が薄れてしまう時期がありました。もっとギリギリの状況まで追い詰められて、そこからひらめきで逆転するような、緻密な心理描写がもっと欲しかったなと感じる場面があります。
  • ヒロインとの恋愛描写が中途半端で、主人公が結局報われないような終わり方だったのが少し悲しかったです。熱血バトルがメインなのは分かりますが、物語の彩りとしてもっと丁寧に描いてほしかったポイントです。
  • 設定されている「陣内流」の技の一部が、あまりにも現実離れしすぎていることがあり、リアルな格闘描写を期待しすぎると少し冷めてしまうかもしれません。あくまで「少年漫画の格闘技」として楽しむべきですね。

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