レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース
著者: ブラッドレー・ボンド/フィリップ・N・モーゼズ/田畑由秋/余湖裕輝
連載: 月刊チャンピオンRED
評価: 8.9/10
あらすじ
妻子をニンジャに殺され、自身もニンジャとなった男フジキド・ケンジ。復讐の鬼「ニンジャスレイヤー」となった彼は、ネオサイタマでの死闘を終え、次なる宿敵「ザイバツ・シャドーギルド」を根絶するため古都キョートへと向かう。そこで出会った二挺拳銃の探偵タカギ・ガンドーと共に、闇に潜む邪悪なニンジャたちを慈悲なく屠る過酷なイクサに身を投じていく。余湖裕輝と田畑由秋の黄金コンビが、圧倒的な画力と独自の演出で描くサイバーパンク・アクションの金字塔!独特の言語センス「忍殺語」が飛び交う異常な世界観の中で、燃え上がるような復讐の物語が重厚な筆致で描き出される。
良い所
- 余湖・田畑コンビの圧倒的な画力に魂を揺さぶられました!一コマ一コマの書き込みが凄まじく、ニンジャ同士の死闘がこれ以上ない迫力で描かれています。アクション漫画として最高峰のクオリティに大興奮です。
- 独特の忍殺語を完璧に使いこなしつつ、シリアスで重厚な復讐劇として描き切っているバランス感覚が本当に素晴らしい。原作の熱量を120%引き出した演出力に脱帽です。読むたびにアドレナリンが出まくります。
- 第2部から登場するタカギ・ガンドーとのコンビが最高にかっこいい!ハードボイルドな雰囲気とサイバーパンクなキョートの情景が見事にマッチしています。強烈な個性を持つ敵キャラとの死闘から目が離せません。
- 原作小説を単に漫画化するだけでなく、独自の解釈を加えた究極のコミカライズだと思います。画面から溢れ出すような黒の質感とダイナミックな構図に痺れました。復讐に燃える主人公の生き様に何度も胸が熱くなります。
- とにかく文字通り『劇画』としての迫力が半端じゃないです。忍殺語のノリに最初は戸惑いましたが、読み進めるうちにこの文体でなければ物足りないと感じるほどハマりました。唯一無二の読書体験を味わえる傑作です。
悪い所
- 独特の忍殺語や世界観が非常に強烈なため、シリーズ未経験の私には言葉の意味がわからず置いてけぼり感がありました。かなり人を選ぶ作品で、最初は物語の内容を把握するだけで精一杯で、読むのに疲れを感じました。
- 戦闘描写や殺戮シーンが想像以上に激しく、グロテスクな描写も多いため、血飛沫や損壊シーンが苦手な私には刺激が強すぎました。夜に一人で読むと少し怖くなってしまうくらいの凄惨さがあり、耐性が無いとキツイ。
- 画面の情報量が極めて多く、かつアーティスティックで複雑な構図を多用するため、何が起きているのか視覚的に把握しづらい瞬間がありました。特に激しい乱戦シーンでは、視線誘導が難しくて状況が掴みにくいです。
- 第2部としての物語なので、内容を深く理解するには第1部からの知識が必要になる場面があり、新規の読者には少し不親切に感じてしまいました。もう少し用語解説やこれまでのあらすじが欲しかったなと思います。
- ストーリーの基本はひたすらニンジャを殺していく展開の連続なので、単行本を何冊も一気に読むと少し単調に感じてしまう時期がありました。物語の大きな起伏よりも、バトルの勢いで押し切るノリが強い印象です。
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